最近よく目にするカタカナ語に「フレイル」があります
横文字でfrail と言えば weak と同じ意味で、人に使えば「弱い」「虚弱な」、物に使えば「壊れやすい」「もろい」という形容詞(名詞はfrailty)
例えば、I was frail when I was a child. (私は子供の時虚弱体質でした)とか That vase is made of thin glass and frail. (あの花瓶は薄いガラスでできていて壊れやすい)などと使います。
でも巷でカタカナ語で「フレイル」を使う時は、どうやら我々老人のみをターゲットに据えている気配
老人福祉関係のコーナーには「フレイルとは年を重ね心身の活力が低下した状態・・・」の文言や、テレビやショップチャンネルや新聞のチラシに「フレイルとは60代、70代、の方で認知機能や筋力が低下している状態」などご丁寧な解説までついています
フレイル体操とかオーラルフレイルとかフレイルチェックとか、そしてフレイルを予防するは栄養、運動、社会参加が大切・・などなど
なんならはっきり老衰と言ってもらってもいいのですが、そこまで進んでない段階を表す言葉としてカタカナでフレイルを用いているようですね
ちなみに英語で老衰は senileですが,これは英英辞典によれば
<behaving in a confused or strange way, and unable to remember things. →老齢によりわけのわかんない行動をとり、物が覚えられない状況>
だそうで、となればやはり frail あたりに落ち着くんですね
ところで下の写真は母の日にもらったカーネーションの鉢植え,いったんは花が終わりほぼ枯れてしまったのですが、残った株に水やりを続けていたらこの猛暑の中、再び蘇って咲き出しました
Viva Second Life!!