2月4日は立春 (the first day of spring by lunar calendar)
速いもので新年が明けてもう一カ月が過ぎました。
今年は十二支で言えばうさぎ年( the year of Rabbit in Chinese astrology)
可愛くて温和なうさぎのイメージから穏やかな1年となることが期待されています。
一方、うさぎは跳び跳ねることから飛躍の年、また「兔の登り坂」なんて喩えもあるところから力を思う存分発揮することができる年とも言われています
では英語の世界でのウサギはどうなのでしょう。
英語でウサギはrabbit(穴ウサギ)或はhare(野ウサギ)と二つの呼び名がありますが、どう違うのでしょう?
・A rabbit is a small animal with soft fur, long ears and a short tail. Rabbits live in holes in the ground or are kept as pets or for food.
(大好きな「黒いうさぎと白いうさぎ」の絵本)
・A hare is an animal like a large rabbit with very strong back legs, that can run very fast. (オックスフォード現代英英辞典)
辞書の説明や絵から判断するに、rabbit は小さくてもこもこして可愛らしく、hare は大きくて脚が長くて如何にも速そうです。
またそういった身体的特徴だけでなく、次のような例文を読むと性格的にもかなり違うことがわかります
<rabbit>
・She was scared like a rabbit.(彼女はうさぎのように怯えていた)
・They were rabbiting on something stupid.
(彼らはくだらないことをぺちゃぺちゃ話し続けた)
<hare>
・The boys hared away. (男の子達は脱兎のごとく逃げ去った)
・The man became mad as a March hare.
(その男はまるで3月の野ウサギのように狂いまくった)
<注:3月はウサギの発情期>
・It’s a harebrained scheme. (そりゃ無鉄砲な計画だ)
つまりrabbit はこわがりでおしゃべりで可愛げですが
hareは、はしこくてちょっとクレイジー、
やっぱり私はrabbit の方が好きですね
ところで、うさぎと言えば他にもpull a rabbit out of a hat という成句がありますが、これは手品のシルクハットからうさぎを出す技をもじっての熟語、
「思いがけない解決策を生み出す」場合に用いられます。
例えば、
Will you tell me any good way like pulling a rabbit out of a hat to make progress with English conversation?
(何か英会話が上手くなる奇策はないかしら?)
なんて英作ができますが?
あったら教えて欲しいものですね・・・