去年の今頃は、長引く梅雨明けにぐだぐだ愚痴を書いていました。
今年はもう梅雨明け宣言、いきなり青い空に白い雲の夏がやってきました
夏が来た!といっても緊急事態宣言下、しかも感染者は増加、遠出はまだまだ我慢でしょうか?
7月の初め、大学通りの洋菓子&カフェ「白十字」が50年の歴史に幕を下ろし閉店、ブランコ通りに移転してしまいました
今までより小さな店なので主にケーキや焼き菓子の販売だけのようです
(二階に少し喫茶スペースはあるそうですが?)
栄枯盛衰?歳月人を待たず?(Time and tide wait for no man.)
最近国立の大学通りから次々と老舗が消えています
レストランのル・バン・ド・ヴェール(緑の風)、夏の家、フェミエール、その隣のフレンチレストラン・・・などなど
こうしたレストランは、国立に引っ越して来た当初は親戚や友人との会食によく利用させて頂きました。
ル・バン・ド・ヴェールは大学通りに面した鉄門が固く閉ざされ、奥を覗くと人気のないレトロな建物が寂し気に佇んでいます。
白い壁に赤い屋根のフェミエールは建物丸ごと壊され更地になってしまいました。
隣の高級フレンチレストランはよくウエディングにも使われていたのに、ハンバーガーショップに様変わり
同じような現象は富士見通りでも旭通りでも起きていて、後に入るのはラーメン屋、うどん屋、携帯ショップ、ファミレス、唐揚げ店、チェーンカフェ・・・
この現象は数年前から起きているので、必ずしもコロナで経営不振という訳ではなさそうです。
最近のコロナ禍では、レストラン会食なんてとうから諦めていますが、軽食やお茶に気軽に利用できた白十字まで消えるなんて残念
白十字の良さは、最近のチェーンカフェにはないその広さ。
広々したフロアにゆったりした座席配置、壁には絵が掛かり、生花が生けられ、クラッシック音楽が流れ、グランドピアノも置いてあります。
(知人の息子さんの友人のピアニストがそのピアノを弾いてミニコンサートを開いたこともありましたねえ)
言うなれば、その昔、名古屋や松山に住んでいた頃によく入ったような喫茶店。
白十字は喫茶店というよりは洋菓子店なのでケーキが主ですが、パン中心のランチセットもあります。
中でもサンドイッチは、バターを塗ったホワイトブレッドに厚めに切った新鮮な胡瓜とトマトとハムが挟まれ、マイルドなマヨネーズの味付けで美味しかった
飲み物の他に好きなケーキも選べて880円、と格安です
ケーキは最近流行の凝ったものではなくショートケーキやモンブランやプリンなどですが、我々には昔懐かしい味ですね
その後の情報では、ゆくゆくは今の店の跡ではなく大学通りの別の場所(もともと1955年の創業時に出店した処だそうです)に自社ビルを建てて戻ってくる計画だとか、
こちらも暫くの我慢かな?
Time and Tiime wait for me!!