ここも前々から知っていたんですけど、なんとなく行かなくて、今日は、意を決して行って見ました。
屋号っていうのか、店名のロゴが・・・というか筆跡が、かわいくて気に入ってるんです。
そうしたら、どうやら、私の好きな東大寺の某ご住職の筆になるものらしい!
ビルの二階なので、ちょっと入りにくい。
古ぼけたエレベーターから降りるとすぐに古ぼけた引き戸。
なんとなく、昔っからある、下町のお寿司屋さんて感じですね。
キッチンなどもどことなく、垢抜けないというか・・・でも、いい雰囲気。
突然、時代を遡ったような。
ランチは、なんと、握り、945円から!
お奨めの2千数百円のものまで、数種類あります。
ちらしもあるし、漬けも。
握りを食べることにしたんだけど、
特上、松竹梅とあるので、聞いてみたら、握りの数ではなく、内容が違うとのこと。
松は、私のキライな(というか、好きでも嫌いでもないので、食べると損をしたような気分になる)数の子が含まれるようなので、竹にしました。
1365円也。
まずは、お茶。
ふつーです。
お寿司屋さんにしては、ちょっと薄め。
東京下町チックですね。(ここって、下町じゃないけど・・・)
それから、ちょっとだけ大き目の器に入った茶碗蒸し。
これが、美味しいんですよー。
出汁がきいてて。
具は、蒲鉾とシイタケと三つ葉にゆずだけなんですけどね。
熱くて、じんわりしたいいお味で。
本当なら、私の大好物の銀杏や、海老が入ってないっ!と怒るところだけど、許せる感じ。
さて、握りは、
全部握ってくれちゃいます。
中トロ
(多分)イナダ
帆立
蛸に花のように切れ目を入れたもの
蟹足
イクラ軍艦
穴子
玉
鉄火巻き
それに玉麩の入った若布のお吸い物。
中トロは、ほんとにトロリときて、いいものです。
945円の梅でも同じものを出してるみたい。
帆立も厚く、新鮮。
蟹足も、すごいですね。
蛸も美味しかった。
イクラと穴子は、うーん、ふつーっていうか、特にですね。
穴子、焼くんじゃなくて、ホットプレートみたいなので温めてました!
玉は、単純に玉子焼きみたいです。
やっぱり、江戸前の本物の海老のすり身を入れたケーキみたいなのは、望むべくもなく、
下町風のつるんとした玉子焼き。
見てると、ほとんどの人たちが945円の梅をお願いしているようなのですが、
違いというと、蟹足が、茹で海老になり、穴子がイカになってるくらいかな?
このお値段の寿司だと、大して期待はできないのですけれど、ここは、CPいいと思います。
ガリがちょっと甘くて、多分、業務用なので、変わった味がしたのが残念だけど、
あとは、なかなかよろしいんじゃないでしょうか?
945円よりも、1365円の松がオススメ。