【齋藤めぐむの音楽時間】第4回豆知識 | MegMusic TAKE OFF

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鍵盤楽器奏者の齋藤めぐむが演奏情報や想いを綴ります

いつもご覧頂きありがとうございます。

 

4回目の今回はどうしてシャープとフラットが必要なのか...。

できれば何も付かない(黒鍵も弾かない)方がいい!とお思いの方もいますよね。

 

 

 

こちらは「ド」からスタートする「ハ長調」で弾く音階とそれを書いた楽譜です。

黒鍵もないし、#も♭も付いていないので簡単そうですね。

 

ラーメンに例えると(笑)

シンプルな醤油ラーメンと言った所でしょうか...?!

 

しかし、いつもあっさり醤油ラーメンばかりだと、きっと僕も皆さんも飽きてしまうと思うのです。

たまにはガツンととんこつ味とか、味噌味とかね。

 

音楽も(一緒にしていいか分かりませんが)時には楽しい音や悲しい音、明るい音、暗い音が必要になります。

また声や楽器によっても、得意な音階というのが実はそれぞれ違うのです。

 

ここでもう一度「ハ長調」で弾く音階を示すのですが、今度はちょっと矢印と漢字が書かれています。

全音がオレンジ、半音が赤で書かれています。

 

 

 

誰もが普段耳にしている「ド・レ・ミファ・ソ・ラ・シド」は、この様な順番の法則で全音と半音が並んでいます。

あえて「ミ」「ファ」と「シ」「ド」の間には「・」を入れなかったのは、そこが半音の関係だからです。

 

くどい様ですが、この音階をまとめると『全音全音半音全音全音全音半音』と言う関係になっています。

これがもし『全音全音全音全音・・・・』だと、ちょっと耳馴染みではない音階になってしまいます。

 

それでは、ここからは塩味?!かもしれない「ソ」からスタートする「ト長調」をご紹介します。

楽譜を見てもらうと、ト音記号の直ぐ右に「#(シャープ)」が付いています。

これは元から「ファ」は「#(シャープ)」して下さいよ、と示してあります。

ちなみに一個しか付いていない場合、必ずつくのは「ファ」になります。

 

こう言った、最初に書いてある「#(シャープ)」「♭(フラット)」を調号と言います。

この調号には二種類、長調と短調があります。

今回は一つの調号で二つの調性がある、とだけ覚えておいて下さい。

さて話を戻します。

 

 

 

 

なぜ最初から「ファ」に「#(シャープ)」が必要なのかと言うと...。

上の図の黒字は実際の音、グレーはスタートを「ドレミ・・・」に置き換えたものです。

 

音階の最後(ラ・シド)は全音・半音の関係なので、実際の音で言うと

「ミ」➡︎「ファ」の時に全音でなくてはいけないので「ファ」の「#(シャープ)」

「ファ#(シャープ)」➡︎「ソ」は半音となるのです。

 

だから「ト長調」の場合は最初から「ファ」を「#(シャープ)」してね、と書いてあるのです。

 

各調性によって「#(シャープ)」の数「♭(フラット)」の数は違ってきます。

後々お話していきすね!

 

さあいかがでしょうか?!

 

図や文章だけでは分かり難い所もあったと思いますので、次回は実際に音階を鳴らしながら、補足をして行きたいと思います。

 

 

 

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