今の家 | MegMusic TAKE OFF

MegMusic TAKE OFF

鍵盤楽器奏者の齋藤めぐむが演奏情報や想いを綴ります

新しい季節がもうそこまでやってきていると言うのに、寒かったり暖かかったり、これじゃ元気な人でもおかしくなってしまいますね~。

どうもこんにちは☆


今日は4/12。

僕が小学6年の時に今の家に引っ越してきた日なので、覚えているのです。
そして初めてその時転校を経験しました。


引っ越ししてから学校に通いたかったのですが、引っ越し日が日曜だったので、新学期が始まり4日間は前住んでいた名取市から車で通っていました。

そして、いざ引っ越しをしたら今度は学校に行けなくなってしまったのです...。
なんとナイーブな僕。



4日間はなんとか通っていたのですが、家が変わって環境の変化に付いて行けなかったのか、引っ越しをしてから学校へ行けたり行けなかったりが続きました。

恐らくその時の原因は『音楽』


転校前、僕は当たり前のように友達と教室のオルガンを弾いたり、ピアノで伴奏したり『めぐむはエレクトーンやピアノが弾けるヤツ』と言う、ある意味優越感があった訳ですが、転校先ではそれが最初は分かってもらえず(当たり前ですが)自分の中でモヤモヤしていたのでしょう。

そして数週間後のある日、男友達(今では親友)が教室でオルガンを弾いていました。
恐らくドラクエとかFFのゲームの曲だったかな。

そこへ『僕も弾けるんだよ~』と入り込んで行って、『お、めぐむって鍵盤が弾けるヤツなんだ!』と、初めて転校先の学校で自分が認められた瞬間がその時だったのです。

それから不思議と僕は学校に行ける様になって、友達とも楽しく過ごす事ができたり、今でも親友の仲間ができました。

その間も、転校先の友達もみんないい友達で、デリケートになっていた僕をとても心配してくれて、なかなか学校に行けなかった僕の家に毎朝迎えに来てくれたりもしてくれていたのです。


僕にとって『音楽』とはアイデンティティの様なものだと言う事をあの時知ったのでした。
毎年この季節になると必ず思い出す、一つの通過点です。