子供の一言に癒された夕方、旅の準備の為、車を取りに歩いていたら、とても強い木枯らしが吹いていました寒いなぁと、僕なんかは首を竦めていると、幼稚園児の男の子とお母さんを見かけましたその子は幼稚園で作ったであろう、凧をもっています。ふとその時、また木枯らしが吹き荒れ、凧を舞い上がらせましたその子は一言『風が飛ばしてくれたんだねぇ』とお母さんに言いました僕は寒い寒いと思うだけだった木枯らしが、その子にとっては凧を飛ばしてくれる、魔法のように感じたのでしょうかその後僕は少し笑顔になりました寒い木枯らしも、冷たい雨も、誰かにとっては優しく恵みとなるのかもしれません。そしてこの夕焼けも。