5月3日に

モニターツアーを開催し、

バラ咲く旧古河庭園を訪ねました。

雨上がりのバラが

とても綺麗でした乙女のトキメキ

 

この時の様子は以下からどうぞ。

● 旧古河庭園(バラ咲く西洋庭園)

 

今回、参加者の皆さんに

ぜひ名前を覚えて帰って下さいねーと

2人の人物を紹介しました。

 

旧古河庭園の

洋館と洋風庭園を設計した

ジョサイア・コンドルと

日本庭園を作った小川 治兵衛(じへえ)。

 

コンドルさんは

鹿鳴館やニコライ堂を設計し

ご存知の方も多いけど

小川 治兵衛さんって?

そんな話をしながら、周りました。

ここからはご一緒にどうぞ。

 

 

彼は明治から昭和初期に

活躍した京都の庭師。

 

それまでの庭園よりも

明るく開放的で

より自然の風景を取り入れた

庭を作りました。

 

滝や渓流を配して

音による楽しみも加えて。

上の写真は

彼がもっともこだわった「渓谷」。

 

 

「渓流」の両側を木で覆い

閉ざされた空間から

垣間見える景色。

狭い土地を広く見せるための工夫です。

京都の庭づくりの技が

活かされています。

 

 

園内一のビュースポット。

心字池と雪見灯篭(どうろう)。

 

実はこのお庭、これ以外にも

灯篭が10本も!ありまして。

大正の好景気の時、

富裕層の間で

灯篭を贈りあうことが

流行ったからかな、というお話をしました。

(この庭園の持ち主は当時の古河財閥。)

 

 

頭上にも見どころが!

赤いプロペラみたいなものが

モミジの種。かわいい!

秋になると茶色くなって

クルクル回転しながら

飛んでいきます。

 

紅葉の時期は

このモミジやハゼが

真っ赤になって

それはそれは美しいんですよ🍁🍁🍁

 

 

石を深山幽谷の滝に

見立てています。

縦に白い線が入っている石が

滝から落ちる水の流れ、

下の五郎太石が

川の流れを表しています。

水を使わずに

滝を表しているから、枯滝。

枯山水のひとつです。

 

 

石組みをもうひとつ。

あたかも石が崩れているかのように

組んだ、くずれ石積み。

今はこのように積める庭師が

いるとかいないとか?

 

枯滝も石積みもそうですが

日本庭園では

自然のままの石を使います。

石を切ったり削ったり

彩色したりする

西洋庭園との大きな違いね。

 

 

緑の中に佇むお茶室。

右奥に織部灯篭(キリシタン灯篭)が

見えます。

 

 

ちょっとわかりづらいかな?

小川 治兵衛がこだわった

水の景色「大滝」。

日光の華厳の滝を表しています。

 

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木漏れ日がきれい!

最後に馬車道を通って

洋館に戻りました。

 

参加者の皆さんと集合写真音譜音譜

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和と洋が楽しめる

「一粒で二度おいしい」旧古河庭園、

存分に楽しみましたチョキ

 

 

次は、パワースポットに向かいます。

 

▶︎

パワースポットでもぐもぐタイム。みたらし団子に舌鼓!

 

 

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見方がわかれば、お庭はもっと楽しい!

四季を味わい、日本の心を伝える

庭園ソムリエ

Meg(メグ)