「とにかく、これで五日間にも及ぶ旅が終わったのかと思うと、感慨深いものがあるわね」
私がそう呟いていると軽く肩を叩かれ、
「次は年末よ」
五十嵐さんがそう言った。
「やなこった」
それに対して私は、たぶん満面の笑みを浮かべながらそう言っていたんだと思う。
「とにかく、これで五日間にも及ぶ旅が終わったのかと思うと、感慨深いものがあるわね」
私がそう呟いていると軽く肩を叩かれ、
「次は年末よ」
五十嵐さんがそう言った。
「やなこった」
それに対して私は、たぶん満面の笑みを浮かべながらそう言っていたんだと思う。
すでに太陽は西に傾いた、いわゆる夕方になったところで、
「わが地元よ、私は帰って きた!」
「よ・・・ようやく帰ってこれたわ」
やっとの思いで地元に帰ってこれたわけだ。
「いくらなんでも、電車に乗ってた時間が長すぎた」
「昼頃に出てきて、夕方に到着だもんね」
私の言葉に、湊が苦笑しながらそう返していた。
そうこうしている内に電車が来た。
「あー、冷房が効いてる車内はいいわー」
峰岸さんがそう言いながら電車に乗り、
「寝るな、寝たら次は反対側の終点よ」
乗った後に座るのとほぼ同時に眠り始めた湊に、五十嵐さんがそう言っていた。
というか、まだ寝るのか。
「いやー、こうなると早めに出発したのは正解だったって思うわ」
のんびりとアイスを食べながら、五十嵐さんはそう呟いていた。
「このために早めに出発したんじゃないんだけど」
「過ぎたことはもう気にしない方がいいわよ」
「なんというか、昨日休んでたはずなのに、疲れがドッと出てきます」
アイスを食べ終わって暇をしてる湊がそんなことを言っていた。
「こういう時は大人しく次の電車を待とう」