「さて、とりあえず余計な手間が入りましたが、せっかくなので挑戦者と魔王による戦いを再開しましょうか」
「やるメリットがこっちにないんだが」
ヲタ勇者の一件を放置する形で氷の魔王がそう言ったので、俺はそう言い返した。
「それを言ったら、ここに来るメリット自体がないよね?」
「言われてみると、確かにそうだ・・・それじゃ、帰るか」
プリムのそんな一言に、俺はそう結論を出して振り向いてみると、
「魔王から逃げられると思わないことね」
「なんかとんでもないことになってるな」
そこには頭だけ出したヲタ勇者を内包した、なんかデカい氷の人形が立ちはだかっていた。