「いきなり生理的に受け付けないような生物が飛び込んできたので、とっさの脊椎反射で氷結封印してしまいましたが、これ良かったのでしょうか?」
「ああ、特に問題はない」
そんな氷の魔王の疑問に、俺はそう答えておいた。
「まぁ、あれが唐突に飛び出してきたら、誰だってとっさに防衛本能が働くよね」
プリムはプリムで、わりと酷い事を言ってるな。
「というか、氷に閉じ込められてるとなると、凍死するんじゃないか?」
「あ、それは大丈夫です。あれは単純に存在の時間を凍らせているのを、具体的に分かりやすくするために氷を使ってるだけなので、ほっといたら数百年はあのまま保存できるだけです」
「今すぐ解凍してくれ、あれを数百年保存するのは情操教育に悪すぎる」
さすがにそう言わざるを得なかった。