「あのちょっとすればバラバラになりそうな形態をしていながら、もの凄い優雅に滑ってやがるな」
椅子の並んでいる外側を滑っているステンドグラスだった奴を見ながら、俺はそう呟いていた。
「そういう風に姿が作られてるんだろうね。こっちからしたら迷惑な話だけど。まぁ、映し出されたような存在だから、まずバラバラになることはないよね」
そういや、迷宮の中のモンスターって映像みたいな存在だったな。うちの迷宮もそうだったし。
「ようやく追いついたぞ!」
ここでヲタ勇者が階段を上がってきた。つーか、無事だったのかよ。