あまりにも唐突かつ素早い動きに俺は意表を突かれて急いで動こうとした結果、見事に滑ってその場でコケた。その倒れた俺の頭上を何かが横切ったのは分かったが、それが何かを確認する余裕はまったくない。
「っつー・・・なんだよ、あいつ」
「なんというか、滑りながらラリアットしてったよ、あいつ。まぁ、転んで仰向けになった目の前を、あいつの腕が通ってった」
あいつもコケたのか。そうそう思いながらゆっくりと起き上がり、なんとなく音のする方を見てみると、あのステンドグラスだったモンスターが、平面状の足を使ってスケートをするように移動していた。
くっそー、この椅子に激突することなく移動してやがるのか。