事務所トイレのカレンダーも8月になり、初めてわんちゃんの視線が外れた柔らかい写真になったので、トイレに入るたび感じてた圧がやっとなくなりました。

でもやっぱりなんか暴れてる写真なんだよな。

 

「RRR」(2023) 

 

観てきました。

世間にはRRRを観に何度も何度も劇場に足を運ばれた方もいらっしゃるようなので、私なんで足元にも及びませんです。

あのRRR、吹替版作っちゃったんだ…やっぱりそこまで人気出たんだなって。

英語でもマイナーなものは字幕版のみだったり、デンマークとかオランダとかフィンランドとかフランスとか中国とか、インドもそうですけど、英語以外の映画は運良く日本で公開されてもそもそもシネコン上映されないから集客がそれなりなせいか、かなりの割合で字幕版のみな気がする。

 

あらすじはリンクの通り。映画の内容全く同じですからコピペみたいになっちゃうしこちら参照…ただあの兄弟ィ!な漢の友情パワープレイは相変わらずの熱量で素晴らしかったです。

 

かゆいところは、皆日本語喋るせいで(吹替版だし…)ビームもジェニーもラーマもジェイクも皆同じ言葉を喋ってるみたいになっちゃったせいで、

 

・ニザーム藩王国とイギリスの間で通訳してるおっさんが、オウム返ししてるだけみたいな謎のおっさんになっちゃっている

・ナートゥに入る直前ジェイクが英語分からないビームをいじめてるのも分かりづらい

・テルグ語・英語のバイリンガルなラーマが通訳っていうか橋渡ししてるのも分かりづらい

・ビームとジェニーの間で普通に会話が成立してるぽく見えちゃって全くかみ合ってない妙がよく分からないことになっちゃってた

・ビームとジェニーの間で一見普通に会話が成立してるように聞こえるせいで、同じ言葉喋ってるのにすんなり理解できてないビームがアホの子みたいになっちゃってた

・皆同じ言葉喋ってるので、ラスト、ラーマに協力のお礼を申し出られたビームが「読み書き教えて!」って頼むのがあんまり実感沸いてこない

←マッリが拉致されるところでは、言葉通じてないせいで知らないうちに子供売るハメになっちゃった!!って感じてたのに、その後全編通したらビームとジェニーが英語で普通に意思疎通出来てるように見えちゃったので。

 

このあたりがちょっと気になるというか残念。

 

それと個人的にジェニーの名前は「ジェニファーナンダケドジェニーデイイ」よりも「マダムハヤメテジェニーヨ」さんの方が好き。

お友達だから、イギリス白人を敬うマダムなんて表現はヤメテね!ってニュアンスがさっぱり読み取れないし、あと語感がジェニーヨさんの方がなんかおもしろいし。

 

でもやっぱりプロ声優さんだけあって、シーンごとに声色の使い分けなんかもしててキャラクタ作りというか、吹替の為の再構成が素晴らしいと思いました。

ビームが「兄貴兄貴ィ~!」ってラーマにキャッキャ懐いてる声がとってもカワイイ。

吹替版になって初めて名前がまともに認識できた人もあり(ビームの同郷人とか)、そこは純粋に再発見。

あとはモブのガヤも日本語になってて、そんな感じの事言ってたんだ~と初めて認識しました。

 

ジェイクのいじめっこらしさが日本語になるだけで濃くなったのも良い。

なかなかのいい声でタンゴォ!スウィングゥ!フラメンコォ!はとっても良いわ~腹立つわ~笑

足引掛けられて転ばされたビームがくまさんみたいにぺたん…とションボリ座り込んでるのもテディベアみたいでカワイイんですよね。

 

所見の時は字幕に画面にとほとばしるパワーに圧倒されてとにかく忙しかったのですけど、ストーリー頭に入ってる状態で再度見たおかげで、画面の隅の細かいところまで意識を巡らせることが出来ました…最初のほうだけは…結局やっぱり同じところ観ちゃうので、細かいところはあんまり覚えてられないのが残念。

…すきな所で一時停止したいし、親に布教したいのでDVD化を待ち望んでいます。フルプライス出すからお願い!

 

原語版とこちらとで二度目でしたが面白かったです。

劇場で記念のイラストが印刷された厚紙を貰ったのですが、持って帰るまでにベッコベコになっちゃってへこみました。残念。