「イントゥ・ザ・ストーム」(2014)

映画館行ったんですよねコレ。愛すべき陽気なお祭り野郎は生き残るってオチまでしっかり覚えてました。パンフも実家にあります。

えっ、もう8年ちょい前なの!?

そして「ホビット」三部作が2012~2014だったことにも衝撃しかない。そんな昔だったっけ?ついこの間じゃなかったっけ??怖い!!

 

・ゲイリー・フラー(トーリン・オーケンシールド、交際相手に罪を擦り付けるクロード)

シルバートン高校の教頭。

事故で妻を亡くして、育てている息子二人との関係を試行錯誤中の父親。

地味に運動神経良いし、強風に巻き上げられて身体が横倒しに浮いても、両腕で捕まって自分とアリソンを救える程度にはフィジカルエリートな気がする。

あわやという息子の所に駆けつけ、命を救った。

 

・アリソン(フォックスリバー刑務所の医師サラ)

愛娘を母親に預けて竜巻追ってタイタスのグループに参加して転戦する気象学の博士。

予報が当たらずクビ宣告。

なんとか生き延び、娘の所に帰ることにした。

 

・ピート

ストームチェイサー。戦車みたいに対竜巻に全振りして強化された「タイタス」を駆って、竜巻が起こりそうなところに駆けつける。

最近は予測が外れてなかなか特ダネ取れない。

いつか竜巻の目が撮りたい。地下水道に逃げたアリソン達を守るためにタイタスで壁になった所力及ばずタイタスごと巻き上げられ、目の中から大気圏かな、はるか上空へ到達・落下。

亡くなったらしいけど、せめて最後に見たかったものが見られて…という。

 

・ドニー

ゲイリーの息子で高校3年生。

卒業式(※アメリカの高校は4年制)のビデオ担当なのに片思いの女の子に良いところ見せようと製紙工場に同行したせいで、竜巻に気付くのが大幅に遅れ、あわや死にかける。

 

・トレイ

ゲイリーの次男でドニーの弟。

兄に代わって卒業式のビデオ撮影することになった。

兄が行った先を知ってるし、なんならちょっとけしかけた。

母親とモメた直後に母が事故死したことをずっと後悔してる。

 

・ケイトリン

ドニーの片思いの相手。

インターンの為に必要なレポートが消え、大至急書き直しの必要が!でも機材も時間も!とウワァ!!となってたところ、ドニーの援助申し出を受けて製紙工場でリポート動画を撮影しに行く。

あわや死にかける。

 

・ダリル

・ジェイコブ

・ルーカス

タイタスのメンバー。たぶんみんなカメラマン。

怖いしもうやめよっかな…ってジェイコブをダリルが励ましたことが裏目に出て、ぎりぎり近くで動画を取ろうとしたジェイコブは火炎旋風に巻き上げられた。

 

・ドンク

おバカなYoutuber。

仲間と一緒に危険な動画を挙げてウェイウェイ楽しんでる所、タイタスを見つけて追いかけてきた。

巻き込まれてダメかと思いきや、木に引っかかって生存。なんて豪運。

流石に竜巻に巻き込まれてみた(仮タイトル)動画はそれなりにバズるんじゃなかろうか。

助かったことを感謝するでもなく、これで再生数爆上げ間違いなしだとウェイウェイ騒ぐ当たりブレねぇなぁ。

プールぶっ壊しやがって!!!とブチキレてるママがいる。

 

・リービス

ドンクの仲間。

ドンクもそうだけど多分こいつらまともに働いてないな。

 

・チェスターさん

わんこと一緒に暮らす、フラー一家の顔見知りのじいちゃん。

乗ってた車が強風で傾いて非難しそこねていたところをゲイリーに助け出され、わんこと一緒に生き残った。

 

 

タイタスのカメラと、ドニーのカメラ、トレイのカメラ、ドンクのカメラを通して観た、竜巻に襲われた一般人の暮らし…みたいな映画。客観的な視点の方が多いかな。

トレイが校舎に逃げ込んだ後の学生たちの混乱やら、校内に吹き込む風雨やら撮影してるところが一番この身に想像しやすくて臨場感があった。

どうせなら全編だれかのハンディカメラのみの方が面白いかもとは思ったけど、やっぱりハンディだけだと一人称視点ばっかりで何が起こってるかサッパリだろうから、このくらいのバランスがちょうどいいかも。

ただまぁジェイコブが焼死するあたり、よく考えたら呑気に撮影してる場合じゃないだろとは思ったけど。

 

竜巻のリアリティとか強風の説得力なんかもなかなか良くて、そりゃ元祖竜巻のツイスターの方がストーリーなんかも色々としっくりは来るんだけど、制作年代の違いで竜巻の真に迫る危険さをヒシヒシ感じさせるのはこちらかなと。

ラストでなぎ倒されてほぼ平野になった元・住宅街なんか見ると、毎年何かしら被害が出てる実際のアメリカの竜巻にも、巻き込まれた人には一つ一つこんな映画みたいな物語もあったのかなと思いました。

 

それなりに面白いので、何年かに一度視聴するとまた新しい気持ちで楽しめる映画です。

頻繁に観ても何度見てもFooo!!となるのはやっぱりパニック映画よりはバトルシップみたいなやつかなって。