プライドを徹底的に下ろしてみると
これまで意地を張っていた自分や
なにかといつも戦っていた自分に気がつきます。
”こだわり” や ”信念” は
自分を生きていく上での判断基準にもなり
大切なものではありますが
こだわり過ぎると、時として
足枷になってしまい
自分を苦しめるものにもなりかねません。
大切な家族との時間を
一番大切にしながら
おうちでお仕事をしたいと思い
11年前に起業してから
自分でお仕事（収入）を確立しようと
一生懸命に動きました。
最初は、目の前のことに
ただひたすら必死で
楽しいかどうか？よりも
どうしたら伝わるか、
どうしたら知ってもらえるか
に重点を置いて、動いていました。
活動が広がっていくうちに身体を壊し
そこから働き方について、考え始め
より私らしく、
より自然にお仕事をしたいと思い
自分を探求しながら
好きなことをお仕事にすることへと
意識を向けて、動いてきました。
今年、自分の中で
何かが大きく変わっているのに気付き
これまで大切にしてきたものは
もしかしたらこだわり過ぎゆえの
執着になっているのかも、と思い始めました。
想いや大切なものは
時の流れとともに変化していくもの。
変化するのが自然で
変化しないものなどないだと思います。
そして、それと相反するように
自分の奥深く、核にあるものは
環境や状況が変わろうとも
変わらないものがあり
奥深くで響く音をよーく感じてみると
表面的に浮かんできていたものに
こだわっていたことに気付きました。
本当に大切なものは、なに？
そう自分に問いかけたとき、
私は気楽に、自然体で
自分のリズムを大切にしながら
大切な人たちと調和しながら
人生の中の重なり合いを楽しみながら
幸せの思い出という経験を記すこと
を大切にしたいなぁと思いました。
私は、６月中旬から
在宅で新しいお仕事を始めました
これまでは
好きなことをお仕事とすることや
自業を確立させることを大切にしてきました。
その”大切なもの”の先に
なにがあるのかをみていくと、
私も、大切な人たちも
”
無理せず、我慢せず、自然に
楽しく、幸せに、
心の底からの笑顔が溢れるようなひと時を
共有していきながら、生きていくこと
”
がありました。
それを感じたとき、
このまま、これまでのまま、
突き進んでいくことに違和感を感じたのです。
おうちで仕事を確立させたい
そう思い、11年間
いろいろと試行錯誤して
動きまくって
それでも、形にならなかった不甲斐なさ。
私は、私がおうちにいながら
収入を確立することができれば
私も家族も、自由に、自然に、幸せに
生きることができると
思っていたのだと思います。
諦めてしまえば
これまでやってきたことが全部
水の泡となりそうで怖かったのです。
諦めるくらいなら
最初からやらなければよかった、と
11年間の自分のことも月日のことも
そう思いそうで怖かった。
雇われることは、諦めること
と思っていたのです。
でも、年始から感じていた
これまでとは違う自分の内側のエネルギーを
4月くらいから
現実の見え方も変わっていき
5月末くらいからは
これまでとは違う選択をすることの方が
自然に思えたのです。
自分での活動以外から収入を得る
ということは、
”自分の活動への終止符” のように
感じていたし
外に働きに行きながら
今の活動を続けていく気力もない
と思っていたし
在宅でお仕事をできる人は
スキルがあって、能力がある人で、
そうでない私はダメだと思っていました。
でも、それは
外に働きにいくこと＝自分の心を押し殺して（我慢して）働くこと
と、私が思っていたからでした。
だから、外に働きに行きたくなくて
自分で仕事を確立しようと必死だった。
外に働きにいくこと
＝自分の心を押し殺して（我慢して）働くこと。
。
。。
。。。。？
ん？それって本当なのだろうか？
自分の中にあったその定義に
ふと疑問が湧いてきて、自分と対話を始めてみました。
そんな設定、誰がしたんだよ。w
確かに、全部自分で決めることができて
自分で選ぶことができる個人の活動は
自由度は高い。
しかし、だからといって
外で働くということがどうして、
心を押し殺して生きることになることと
イコールになるだろうか？
思い込み、みっけ。
いつのまにか植え付けていた
雇われることへの思い込みを取っ払い。
起業した11年前の想いとか
好きなことを仕事にしたいと思った8年前の想いとか
取っ払って。
今は、どうしたいの？
って、聞いてみた。
返ってきたのは、
自然体でできる仕事をしたい。
できるなら、お家で仕事をしたい。
という声でした。
私の場合、「嫌！」という気持ちの方が
とても強く出てきます。
・通勤は嫌
・マスクして仕事は嫌
・整った空間で仕事がしたい
・家のことが放置になるのは嫌
・自分の活動ができなくなるのは嫌
・楽しみを微塵も感じない仕事は嫌
などなど。
嫌！にならないように絞っていくと
在宅しかないよなぁって感じでした。笑
今は、おうちで仕事をできるなら
自分の活動でも、雇用でも
形へのこだわりはそんなに強くなくていい
と思ったのです。
もちろん、自分の活動が拡大していき
収入の柱を立てることができたら最高ですが
11年間やってきて
いろんなことに手をつけ過ぎてしまい
私が望んでいた柱までは拡大できなかったので
結果を出そうと焦るよりも、
雇用という形にサポートしてもらいながら
活動の方も、コツコツと育んでいきたいな
と思ったのです。
ここまで自分と向き合った上で
在宅のお仕事を探してみたら
以前はいくら探しても見つからなかったのに
ぽんっと上がってきたお仕事があり
応募してみよう！と思って応募したら
最終面接まで５段階審査があったにも関わらず
2週間ほどでスムーズに決まりました。
今は、研修２週間目に入りました。
今のところ、無理なく、
どちらかというと私の得意分野で
お仕事させてもらっています。
お仕事を探し始めてから、今まで
発信もスローになっていましたが
生活リズムにも、ようやく少し慣れてきて
勤務時間以外は、自分の活動に専念できるようになってきました。
働き方の形にこだわっていたんだと気づいた時、
ちょっと恥ずかしくなりました。
11年間やってきて、全然形になってないじゃん！！
って、ダサッ！！！！ってなったんですね。
でも、しっかりみて、受け止めて、
次の一歩へと進んでいく決意が固まりました。
在宅で働こうと決めたとき、
なんだかほっとしたというか、肩の荷が降りたんですね。
もういいよって。
自分でなんとかしようとしなくていいよって。
他力を借りなさいって。
在宅のお仕事が決まったのは、私の40歳のお誕生日でした
これもなにかの、流れのひとつかなと
これからの人生を歩んでいくスタートとなるような
そんな気がしてならないのです。
プライドを下ろして
恥を知って
惨めさを受け入れたとき、
次の一歩は開かれる。
お仕事に慣れるまでは、
自分を追い込まずに寄り添いながら
本末転倒にならないように、活動していきます♡
最後まで読んでくださり、ありがとうございました♪
野口久美
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