曼荼羅を描きながら思ったこと【目的意識を手放せ】

　
　
大きな紙をカットして
　
30cm角の曼荼羅を
描きはじめました
　
　
色つけまで完了...♡
　
　

　
大きな作品は、体力を使います。
　
描き始めたからといって
　
手が止まっているのに
描き続けていくと
うーんな作品になっちゃうので
　

今の一点に
意識を置いて
　
作品と
真正面から向き合います。
　
　
　
この感覚から外れて
描き上げることに意識がいくと
おかしくなっていく。
　
そして、描けなくなっていく。
　
　

　
という経験をしてきて
改めて、曼荼羅と向き合いはじめて
大切なことが蘇ってきました。
　
　
　

　
『絵を描こう』と思うと
人は目的意識に切り替わり

『絵を描く』目的に向かって
自動的に歩み出す。
　
　
　

　
　
目的意識を切り離し
　
今、どの色を手に取りたいのか
今、どの色を広げたいのか
今、どのくらい削りたいのか
今、触れている感覚は？

　
今、パステルを持つのか

それとも
席を立って一息入れるのか。
　

　
　
　

すべては流れの中で
起こされていることを感じながら

　
今という瞬間と
生まれてくるインスピレーションを

　
信頼して、身体を動かす。
　
　

　
　
　
今という一点に
意識を置いて動いていくと
　
気づいた時には
作品は、生まれているものだという
最初のころは当たり前に感じていた
感覚を思い出しました。

　
　
　

　
これってきっと絵だけではなく、
人生におけるものじゃないかなと。

　
　
　
効率とは反対にあるもの、
　
しかし、

命を吹き込んで生きるのに
欠かせないもの

だと感じた。
　
　
　
目的意識を手放せ。

野口久美

　
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