時々、海に行きます。心を整えるためです。

日常生活の中の「仕事」の急激な変化を強く感じています。

その仕事に携わる人の「資質」「適正」が大きく変わって来ているように思うのです。


仕事は、その仕事に対して専門的な知識が必要です。

教育では、

①専門教科に関しての知識

②その知識を伝えるための指導方  法、指導技術

③児童生徒の理解(鳥の目、虫の目、魚の目)と児童生徒の事例研究等。

④クラス、学年の児童生徒の人間関係の調節

⑤保護者対応

などが必要とされます。


現在、日本では数多くの短大、大学などで教員免許が取れます。

採用試験は、さほど難しくはありません。 

問題、課題は、採用されてからの学校における教師を教師として育てることです。


教師は採用試験に受かってから、採用された学校で、学校全般についてのことや生活指導、研究教科、児童生徒対応、各種行事、問題行動等についての指導を受けて

一年かけて教師としての基礎を学校で計画的に指導、養成されてきました。


今はそのようなことをやっているのでしょうか?分かりません。


様々なことを学びながらクラスを受けもち、教師として成長していくのです。


現代の社会には、数多くの問題課題があります。それが一人一人に反映されています。


家庭、友人、学習、生活の中で様々な問題を抱える児童生徒達。


その多くは「体の不調を訴えること」に集約されます。


「頭痛」「腹痛」「気分の悪さ」この3つが言語に表しやすいようです。


本当に体の不調があって訴えてくる児童生徒もいますが、その背景を知っているかいないかで、「心の問題」ととらえて考え、対応する教師であって欲しいのです。アプローチしていくことで、かかわることで、その児童生徒の理解も深まり、寄り添っていくことができます。

児童生徒が壊れてしまう前に。


しかし、現在、このように理解して寄り添い、共に考えていける教師はいるのでしょうか?


「感情を読み取ること」は、難しいことではありません。

目の前の子どもについてあらゆる角度から見ること、より多くの教師で見て、事例研究をして、今後の対応をしていくこと。そんなことはできないのでしょうか?忙しくて?それとも知識、技術が不足しすぎて?


私たちは社会の中で生きています。感じること、考えることも様々です。だからこそ人の考えていることを聞いて考え、そしてまた自分から発信する。

今まで社会の中で自然に行われてきたことです。


子どもも大人も孤立。お互いに傷つけ合うことを避け生きている。これでは人の感情の変化も分かりません。


これから社会は学校はどうなっていくのでしょう?


教師でなくとも、悩む子どもの側に頼れる大人がいるかいないかは、子どもの成長に欠かせないことなのです。。