原点1からの続き・・・
連日報道される、選挙情勢は我々の危機感を強くさせ、福島さんも今までに無い運動量で自ら休憩する時間を割いての選挙活動を展開。夏の暑い時期、暑さとの戦いでもあり、福島さんが用意された食事に手をつけられない事も珍しくありませんでした。
その日焼けして真っ黒な顔がみるみる痩せていくのを見てスタッフ一同、福島さんの体調を気遣いながら、この選挙戦の厳しさを実感しました。
街宣活動をする青年スタッフもこれまでには無い勢いで不眠不休の中、街宣コースをギリギリまで練っていました。選挙区内で行けていないところはないか、このスポットでの街頭演説はどうかなど、様々地域からの要望を聞きながら計画を練る真剣勝負の姿に胸が熱くなりました。
ところがマスコミの報道の危機感をよそに、街宣活動で行くところ、街頭演説で行くところ、そこには今までと変わらない大勢の支援者の方々が集まり、熱い声援を送ってくださっていました。報道されている内容は何かの間違いではないのかと思ったほどでした。
このような中で、毎晩行われる選対会議で様々議論はするものの何に対して戦えばよいのか、何を改善すれば情勢を変えられるのか、ハッキリと解らなかったのが現状でした。
私自身、まさに見えない敵と戦っている、そんな不気味なものを感じながらの戦いでありました。
そして迎えた投票日。私も様々な関係者から状況を聞くために選挙事務所で準備をしていました。それぞれのスタッフが誰に何を言われることもなく自主的に集まり、自分の仕事をそれぞれ見つけながらパソコンにデータを入力する者、資料を整理する者、様々落ち着かない雰囲気の中で開票の時を待っていました。
午後になり、それまでの情勢内容が私のところに入ってきました。どれも福島さんが対立候補に数ポイントの差で負けているというものでした。今までに聞いたことのない状況でしたが、しかし落胆している時ではないと気を持ち直し、情報を集めました。その後も入ってくる情報はすべて相手の候補がリードしているというものばかりでした。
夕方から選挙事務所に各社マスコミが訪れ、開票速報のためカメラのスタンバイを始めました。午後8時、いよいよ投票の終了時間を迎えました。
その頃には選挙事務所に当選の報を自ら見ようと、スタッフや支援者の方々もたくさん集まって来ました。まさか福島さんが負けることは無い、当選の喜びを味わいたいという思いでじっと待っているのが伺えました。
従来の選挙戦なら開票と同時に福島当選の報が一気に流れるのですが、開票の時間が来ても、時間が経過しても福島の当選の報は流れません。
私は選挙事務所の2Fで開票状況を聞いていました。するとあるスタッフが同じ党所属の候補が落選したと伝えてきました。まさか!との思いで本当に胸が痛くなりました。すると一人また一人、同じ党所属の候補が落選していったのです。まさかあの人が、またあの人もと、重い空気がのしかかってきました。
ここ大阪6区の開票状況は福島さんと民主の対立候補が一進一退の接戦を繰りひろげています。我が党では残る小選挙区候補は福島さんだけとなり、その票の行方にスタッフも固唾をのみ、また発表される得票に一喜一憂していました。
福島夫妻は記者会見のため、選挙事務所2Fの控え室で待機をしていました。私も状況を逐一報告しましたが、少しづつ差を開かれていく厳しい状況が続くようになり、正直報告をためらいました。
これまで開票と同時に当選の記者会見を開いていた陣営だっただけに、その時間の流れは本当に長く、なんとも表現できない重い時間でした。
続く・・・