今後の方針④【妊孕性の温存】 | 元気に明るく楽しくHAPPYに生きる肺がん生活〜ROS1+

元気に明るく楽しくHAPPYに生きる肺がん生活〜ROS1+

ROS1陽性肺がん患者のブログです。ステージⅣだけど、タイトルみたいな感じで生活してます!記録というか、日記というか、自分の経験が誰かのお役に立ったらいいなぁ…と思っています。 お友達も募集中です!!

こんばんは、めーごろーです!

 
今日は、久しぶりに妊孕性の温存について書きたいと思います。
 
私は、肺がんの治療を開始する前に、産婦人科に紹介してもらい、妊孕性温存のために受診しています。
初めて産婦人科を受診した時は、何が何でも今後の妊娠や出産への希望を残しておきたくて、この時の私は受精卵凍結をしておきたい気持ちが強かったです。
しかし、私の肺の状態は、排卵を待てる状態ではありませんでした。
左肺が血胸でパンパンだったんですから、当たり前ですよね。
そんな中でも、少しの可能性だけでも残しておきたくて、偽閉経療法を行い、産婦人科でフォローをしてもらっています。
 
数か月おきにフォローしてもらっている産婦人科の受診が今月でした。
ザーコリ内服中は、採血や内診で卵巣や子宮に異常がないか、経過を見てもらっていました。
今回、治療が新しく変わるため、産婦人科の先生にも相談をしました。
産婦人科の先生によると…、
 
○全脳照射をする場合、脳への影響から月経が止まってしまうため、薬剤で月経の誘発をしなければならない。
○ドセタキセル+ラムシルマブに変更する場合、妊孕性温存のために、再び偽閉経療法を行った方が良い。
 
と説明を受けました。
産婦人科でフォローをしてもらっていなければ、知らずに過ごしていました。
治療方針が決まり、入院の日程が決まったら、再度、産婦人科を受診するようにと言われました。
 
今回、私はドセタキセル+ラムシルマブに変更することになりました。
そのため、来月の入院前に再びリュープリン注射を行い、偽閉経療法を行う予定です。
注射で排卵や月経を止めることで、卵巣機能の低下を防ぎます。
正直、抗がん剤の副作用で辛い時に、月経のきつさを感じなくて良いのは少し楽です。
月経って毎月あるけど、そのたびに体がきついんですよね。
しかし、副作用として更年期症状が出る可能性があります。
前回の偽閉経療法では、更年期症状が出たのか、よくわかりませんでした。
今回は、大丈夫でしょうか?
 
私が今後、妊娠や出産を行うためには、
・1年間、がん治療を行わなくても良いこと
・日常生活がある程度、普通に送れること(妊婦として、出産後は母親として通常の生活できること)
・腎機能が正常であること、が条件となると、最初の産婦人科受診後に言われています。
現状から考えると、限りなく不可能に近い状態でしょう。
数パーセントの可能性です。
しかし、医療は日々進歩しているし、私に何かしらの奇跡が起こるかもしれません。
数パーセントの奇跡にしがみついているだけかもしれませんが…、
妊娠や出産ができる生殖機能が保持できている間は、その機能を残しておきたいのです。
 
私は肺がんと診断された時、抗がん剤治療前に産婦人科に紹介してもらえたため、妊孕性の温存について知ることができ、対応してもらうことができました。
私が出会ったAYA世代の患者の中には、卵子凍結をしている人もいれば、妊孕性の温存について何も知らされることなく、がん治療を開始した方々もいます。
治療開始前にドタバタする中、患者が妊孕性温存について説明してもらえたり、専門である産婦人科に紹介してもらえたりするような、きちんとした流れがあればいいのになと思います。