その光は闇を包み込み女の子を包み込みました。


女の子は、あまりの眩しさに何も見えませんでした。


言葉も発する事ができませんでした。



だけれども





女の子は、

感じることができました。


その光の温かさを。



その温かさは女の子の気持ちを優しく溶かしていきました。







その時、




女の子は


気づいたのです。



私の存在は此処にあるのだと。






大きな声をあげて

いった


私は此処にいるのだと








私は此処に生まれたのだと



【Fin】

どれくらいの時間が流れたのか

女の子はいつの間にか眠っていました。

重い瞼を開けると、暗い闇はまだ続いていました。

永遠と続く闇。


女の子は途方に暮れました。


何もする気がおこらず、瞼を閉じました。



しばらくすると、




突然




光が現れました。



【続く】

真っ暗な闇を必死に掻き分けようとしても、闇は絡み付いて離れませんでした。


女の子は立ち止まり、その場で座り込んでしまいました。


すると手の甲に冷たいものが触れました。


女の子はそれが何なのか分かりませんでした。


その冷たいものは女の子は手の甲を濡らしていきました。


その冷たいものは、頬にも感じました。


ふと、女の子は、その冷たいものは目から流れていることがわかりました。


わかった途端、悲しい気持ちが女の子を包んでいきました。


悲しめば悲しむほど、冷たいものは目から溢れて止まりませんでした。



冷たいものは女の子を濡らしていきました。


しかし
不思議なことに


心地よい気分になっていくのを感じました。


女の子は、そのまま目をつぶり眠りにつきました。


【つづく】