・花どきとの館主の誘ひ和美術展ー | 80代。マダムクニコの人生ブラボー!

80代。マダムクニコの人生ブラボー!

コピーライター歴30年以上。
映画評論も。
70代で、仕事を娘に譲り、今は
のんびり余生を楽しんでいます。
日記のブログは初めてですが、映画や旅、グルメ、俳句、芸術、読書など、自分史の積もりでいろいろ書いていきます。


まずは腹拵え。
名古屋一の町中華、ひめは菜へ。
友人も私も天津飯を。

いつもながら絶品だ。少食の私が完食した。
生のずわい蟹を用いている。
ファンが多く、超満員だ。





美術館まで歩く。点在する八重桜や変わった種類の桜が丁度見頃だ。
館に着くまで、さながら桜街道だった。















そして、桑山美術館。
広大な庭園に見事な桜の古木が、今年最後の晴れ舞台を演じていた。

少し散ってはいたが、レトロモダンのミュージアムの建物とマッチして、いい雰囲気だった。

本展は「四季折々 日本画と俳句」のタイトルで、画壇の巨匠と著名俳人の句をコラボしている。
少々俳句を嗜むので、非常に楽しく拝見した。

古今の名画と名句24セット。
横山大観から上村淳之、芭蕉から三鬼まで。
実に味わいのある組合せに、感心する。

子規が提唱した写生俳句は、まさに絵画の写生と同じ。
さらに客観写生とは、説明や報告ではない。
主観を加えず、客観に徹して描くことだ、と。

私は句作する時、こうした決まりごとを意識せず、思ったままを詠んでいる。

絵画と俳句のもう1つの共通点は余白とか。
省略の美学か。

描き尽くしても、言い尽くしても風情がない。
鑑賞者は、余白の部分を想像することにより、作品を完成させて楽しむものという。

なるほど。
鑑賞しているうちに、名画で1句できた。
最も惹かれた絵だが、当季ではないので、
またの機会に。

展示期間中に、俳句イベントがあるので、早速申し込んだ。
写生俳句が少しは見えてくるかも?

初めて館の屋上に上がってみた。
庭、街、遠景。全てが櫻づくしだ。
上から眺めることは少ないので、いい思い出になった。

花あかり名画と名句のコラボ展 

花衣子ども連れにて和美術展 

遠春嶺和美術館に展望台