美術館の金の階段冴へ返る | 80代。マダムクニコの人生ブラボー!

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コピーライター歴30年以上。
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70代で、仕事を娘に譲り、今は
のんびり余生を楽しんでいます。
日記のブログは初めてですが、映画や旅、グルメ、俳句、芸術、読書など、自分史の積もりでいろいろ書いていきます。

・美術館に金の階段冴へ返る 


スペイン料理店で3人、新年女子会をした。

2人は親子ほど歳下だ。

年に3回開かれる美術展に合わせて、集まる。


幸い館の近くには、美味しくてリーズナブルな店が多い。

「エル・トレロ」もその1つだ。


イカ墨料理が大変美味しいが、今回はタラのクリームコロッケにした。


コロッケ3個、スープ、サラダ、タパス、ライス、デザート、コーヒー付きで1500円(税込)。


今日まで、サングリア1杯のサービス付き。
















2度のスペイン旅行でも、1〜2回しか頂いたことがないが、すっきりとした味わいだ。

コロッケもヘルシーで、もっと食べたいぐらい。


近況報告が飛び交い、楽しいひとときだった。


1人が和をモチーフにする桑山美術館のオーナー家なので、鑑賞の案内をお願いする。


学芸員の解説付きで、「新春万福」と題した、おめでたい日本画と工芸を観る。


猿猴小松引、福禄寿、寿老人、布袋、大黒、老松、若松、蓬莱山、鶴、扇面、大福茶碗、金富士、などの絵画と茶道具の数々に観入った。


作家では堂本印象(親友の知り合いが、元弟子)、橋本関雪、川合玉堂、武内栖風、金重陶陽、楽家など。


和に徹した展示は、琴線にふれる。

見飽きないのだ。


金色の手すりが豪華な螺旋階段を上り、広い日本庭園を見渡す。

大半はまだ冬樹だが、ほんのり色づいた芽吹きが可愛い。


次は4月か。

美術展も女子会も待ち遠しい。


解説で墨絵の華やぐ立春展 


猿猴の主客逆転めでし春 


七福詣日本由来は恵比寿のみ


大黒は暗黒神とや七福詣


立春や大福がよし楽茶碗 


てっさ透く仁清写しの大皿に 


俯瞰して芽吹きの庭のうす紅