さぁもう一度手を繋いで飛び立とう
君の翼は折れていないか?

声に出して叫ぶんだ
本物がここにあるって


気の遠くなる程の高さを泳ぐんだ
君の胸ひれが脈を打つ

旨を張って叫ぶんだ
まだ生きたいって


あの夕日が沈む先に
探してたものが待ってるさ




今は
痛い
痛いね
大切な人に別れを告げて
それでもこの道を選んだんだね

夕日の先で輝く君は
いつかその人を照らせるさ
だから
涙を拭いて羽ばたくんだ


大空に飛び上がったら風を掴むんだ
そう
その調子

一緒には行けないけれど
僕はいつでも君を見守っているよ

大丈夫
君は誰よりも上手く飛べる

ほら、涙の跡も乾いてきただろう



一つだけお願いがある

どこかで僕を見つけても
どうか惑わず飛び続けて欲しい


いつか僕が僕から解放されて
風に乗れる日が来たら
夕日を目指して挨拶に行くよ

久しぶり

その時
昔の様に
君が見てきた
感じてきた
沢山の夢物語を聞かせてくれないか?

君と僕が一つだった時のように




だから
そんな悲しい笑顔はやめるんだ


さぁ
真っ直ぐ前を見て
夕日の先へ

君の夢へ
この顔が嫌いだ

三白眼一重の仏頂面
面長で絶壁頭
すり鉢状に張っているから
余計に輪郭が細く見える
顎には二つの傷跡
小さい口がバランスを崩す



この体が嫌いだ

線が細く頼りない
身長も概ね平均値
寒くなると古傷が痛み
足が小さく重心不安定
下半身に血が集まりやすく
心臓の1割は不正で動いている


この思考が嫌いだ

自分と幸せは無縁と思い
ロジカルで合理性を求め
そのクセ感情論を認め
自分は56歳で死ぬと思い
近寄る人は下心があると決め
誰にも本音を話さない



この心が嫌いだ

自己顕示欲が強く横暴で
やましい優しさを行使し
本音を見透かされるとはぐらかし
他人の言動を避難しては
自分を正当化する事に慣れ
大切なものは無くさないとわからない




神様、お願いだから僕を孤立させて下さい。

もう裏切るのは嫌なんだ。

神様、お願いだから死んで下さい。
もう誰にもあなたのせいにさせないで。

神様、お願いだから一人になって下さい。
もうあなた達の為に争わせないで。

神様、お願いがある。
僕の個性を殺して下さい。
皆と僕は同じ普通の人間になりたいんだ。
結果を嘆いても仕方ないじゃない

君は僕じゃないのに
その知った顔はなんだ?

口先だけの言葉の絡ませ合いが
どうして楽しいだなんて言えるんだ?

お前の言葉が何を指しているのかわからない

僕には心当たりが多いから

どうしてちゃんと話さない?
もっと具体的に

ちゃんと伝えてくれれば済む話じゃないか

心情が理解出来て初めて発言が理解出来る

ちゃんと気持ちを伝えて欲しいんだ

出来るだけ具体的に

だって、なんとなくしかわからないから


君が困惑する理由は察するよ

僕が何を考えているかわからないんだろ?

そんなのわかってるさ

わかるはずがない
わかってすらいないくせに心を読もうとするな
わかろうと思わないくせに探ろうとするな

必ず僕は自分を見せない

だからこそ、僕の言葉は誰にも届かない

何も隠してないさ
言わないだけだ