山口県・徳山ボートの開設67周年記念G1

徳山クラウン争奪戦」は21日、

最終日の12Rで優勝戦が行われ、

4号艇の茅原悠紀(32)=岡山=が

カド4コースからコンマ10のトップSでまくりを決め、

2018年12月・浜名湖65周年以来となるG1通算6回目の優勝。

賞金1000万円を獲得して、

同ランキングはレース前の17位から6位に順位を上げた。

2着は地元の白井英治、

人気を集めた1号艇の井口佳典は3着に敗れた。

(中日スポーツ)

 弱い横風がレースが進むにつれ強い向かい風に変わり、

優勝戦は風速7メートル。

天候も味方に茅原の腹は決まった。

「井口さんに飛ばされても落とす気は全然なかった。

理想の4カドだったし、久々に決まりましたね」。

勘通りというコンマ10のトップSを決めると、

軽快にイン発進の井口を鮮やかにまくり切った。

 それにしても徳山では強い。

2012年・新鋭王座決定戦でG1初タイトルを手にすると、

17年・中国地区選に次ぎ、これでG13勝目。

自身のG1通算Vの半分を稼いでいるのだから

「引っ越そうかな」という言葉が出るのもうなづける。

この優勝で賞金ランクは6位に浮上。

今年初のSG出場となるオールスターにも弾みをつけた。

しかし「一般競走でも記念でも、いつも通り同じ気持ちで

一走一走。

だけど、年末に向けて、しっかり稼ぎたい」

と次なる住之江決戦へ目を向けた。