5月17日の東京11Rで行われた

第15回ヴィクトリアマイル

(4歳以上オープン、GI、芝1600メートル、牝馬、

定量、16頭立て=ディメンシオン、セラピアが出走取消、

1着賞金=1億500万円)は、

クリストフ・ルメール騎手騎乗の1番人気

アーモンドアイ(5歳、美浦・国枝栄厩舎)が勝利。

昨年のオークス馬ラヴズオンリーユーや、

重賞3連勝中だったサウンドキアラらを撃破し戴冠。

東京競馬場で開催される

5週連続GIの第2戦・古馬マイル女王決定戦を制した。

タイムは1分30秒6(良)。(サンケイスポーツ)

 2着はサウンドキアラ(4番人気)、

3着にはノームコア(5番人気)が入った。

 今年の初戦を迎えたアーモンドアイは、

出走予定だったドバイターフが中止となったため、

昨年の有馬記念(9着)以来の出走で復活V。

他馬を寄せつけない走りで力の違いを見せつけ、

シンボリルドルフやディープインパクトら歴代の名馬に並ぶ

史上最多タイの芝GI7勝目。

 また、1着賞金1億500万円を獲得し、

JRA獲得賞金が10億円を突破。

JRA獲得賞金が10億円を超えた牝馬は

ブエナビスタ、ジェンティルドンナ、ウオッカの3頭のみ。

アーモンドアイは昨年3月にドバイターフを勝っており、

JRA+海外の総獲得賞金が14億円を突破し、

歴代7位に浮上した。

 ヴィクトリアマイルを勝ったアーモンドアイは、

父ロードカナロア、母フサイチパンドラ、

母の父サンデーサイレンスという血統。

北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、

馬主は(有)シルクレーシング。

通算成績は12戦9勝(うち海外1戦1勝)。

重賞は18年シンザン記念(GIII)、桜花賞(GI)、

オークス(GI)、秋華賞(GI)、ジャパンC(GI)、

昨年のドバイターフ(海外GI)、

天皇賞・秋(GI)に次いで8勝目。

ヴィクトリアマイルは、

国枝栄調教師は11年アパパネ、

C.ルメール騎手は17年アドマイヤリードに次いで2勝目。

 

 

 なお、昨年のオークス馬ラヴズオンリーユー(3番人気)は7着、

昨年の2着馬プリモシーン(2番人気)は8着に敗れた。

 ◆クリストフ・ルメール騎手(1着 アーモンドアイ)

「安心しました。

パドックからスタートまでいい感じで大人になりましたね。

途中もとても乗りやすくて、リラックスしていて、

最後はパワフルストライドを使いましたね。

改めてGIを勝つことができましたし、これから負けないね。

アーモンドアイは特別な馬です」