3月22日の阪神11Rで行われた

第68回阪神大賞典

(GII、4歳以上オープン、芝3000メートル、

別定、10頭立て、1着賞金=6700万円、

1着馬に天皇賞・春の優先出走権))は、

岩田康誠騎手騎乗の2番人気

ユーキャンスマイル(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎)が

後方追走から道中もジッとインで待機、

直線では抜群の手応えで馬群を捌いて後続を突き放した。

タイムは3分3秒0(良)。(サンケイスポーツ)

 一昨年の菊花賞で3着に好走し、

昨年はダイヤモンドSを勝ち、

天皇賞・春でも5着と上位に入ったユーキャンスマイルが、

持ち前の長距離適性を発揮。

課題だった右回りコースを克服し、

昨年のジャパンCから約4か月ぶりとなる今年の初戦を

勝利で飾った。

 2着はトーセンカンビーナ(5番人気)、

3着には

外から脚を伸ばしたメイショウテンゲン(4番人気)が入った。

圧倒的1番人気の支持を集めたキセキは、

スタートで大出遅れ、後方追走から2周目に入ると

ポジションを押し上げ直線入り口で先頭、

粘り切りをはかるも後続に飲み込まれ7着に敗れた。

 阪神大賞典を勝ったユーキャンスマイルは、

父キングカメハメハ、母ムードインディゴ、

母の父ダンスインザダークという血統。

北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、

馬主は金子真人ホールディングス(株)。

通算成績は15戦6勝。

重賞は19年ダイヤモンドS・GIII、

新潟記念・GIIIに次いで3勝目。

阪神大賞典は、

友道康夫調教師は08年アドマイヤジュピタ、

16年シュヴァルグランに次いで3勝目。

岩田康誠騎手は08年アドマイヤジュピタ、

14年、15年ゴールドシップ、

18年レインボーラインに次いで5勝目。