◆第57回報知杯弥生賞ディープインパクト記念・G2

(3月8日、中山・芝2000メートル、重)

 今年から名馬ディープインパクトの名前が冠された

皐月賞トライアルは11頭によって争われ、

メンバー唯一のディープインパクト産駒で

武豊騎手が騎乗した2番人気のサトノフラッグ

(牡3歳、美浦・国枝栄厩舎、父ディープインパクト)が

4コーナーで外から進出して直線で抜け出すと、

そのまま危なげなく勝利。

3連勝で重賞初制覇を飾った。勝ち時計は2分2秒9。

武豊騎手はこのレース8勝目。

ディープインパクト産駒は16年マカヒキから5連覇となった。

 1番人気のワーケア

(牡3歳、美浦・手塚貴久厩舎、

クリストフ・ルメール騎手、父ハーツクライ)が

1馬身3/4差の2着、

3番人気のオーソリティ

(牡3歳、美浦・木村哲也厩舎、

ライル・ヒューイットソン騎手、父オルフェーヴル)が

さらに半馬身差の3着に続いた。

この3頭に皐月賞(4月19日、中山)への

優先出走権が与えられた。

 

 

 武豊騎手(サトノフラッグ=1着)

「初めてまたがったんですけど、

馬上から眺めた感じはディープに似ていました。

走りそうだなと思ってゲートに向かいましたが、

すごくいいレースができました。

3コーナーから、

馬が自分から上がっていこうとしてたので、

本当にお父さんの中山で走っている時の感じで、

それを思い出しましたね。

ディープインパクト産駒でこのレースに出られるのは、

数えてもチャンスは少ないと思うので、

勝ちたい気持ちは強かった。

今日の勝ちっぷりだったら、もっと良くなりそう。

良馬場なら、もっと走れそう。

(自分の34年連続重賞勝利記録は)年がばれますね(笑い)」