(3月8日、中山・芝2000メートル、重)
今年から名馬ディープインパクトの名前が冠された
皐月賞トライアルは11頭によって争われ、
メンバー唯一のディープインパクト産駒で
(牡3歳、美浦・国枝栄厩舎、父ディープインパクト)が
4コーナーで外から進出して直線で抜け出すと、
そのまま危なげなく勝利。
3連勝で重賞初制覇を飾った。勝ち時計は2分2秒9。
武豊騎手はこのレース8勝目。
ディープインパクト産駒は16年マカヒキから5連覇となった。
1番人気のワーケア
(牡3歳、美浦・手塚貴久厩舎、
クリストフ・ルメール騎手、父ハーツクライ)が
1馬身3/4差の2着、
3番人気のオーソリティ
(牡3歳、美浦・木村哲也厩舎、
ライル・ヒューイットソン騎手、父オルフェーヴル)が
さらに半馬身差の3着に続いた。
この3頭に皐月賞(4月19日、中山)への
優先出走権が与えられた。
武豊騎手(サトノフラッグ=1着)
「初めてまたがったんですけど、
馬上から眺めた感じはディープに似ていました。
走りそうだなと思ってゲートに向かいましたが、
すごくいいレースができました。
3コーナーから、
馬が自分から上がっていこうとしてたので、
本当にお父さんの中山で走っている時の感じで、
それを思い出しましたね。
ディープインパクト産駒でこのレースに出られるのは、
数えてもチャンスは少ないと思うので、
勝ちたい気持ちは強かった。
今日の勝ちっぷりだったら、もっと良くなりそう。
良馬場なら、もっと走れそう。
(自分の34年連続重賞勝利記録は)年がばれますね(笑い)」