ブンデスリーガで、

またも過激バナーによる試合中断が発生した。

(GOAL)

 2月29日に行われた

ホッフェンハイム対バイエルン・ミュンヘン戦(0-6)で、

敵地に乗り込んだ一部の過激バイエルンサポーターは、

ホッフェンハイムの実質的なオーナーである

ディートマー・ホップ氏に対し、

侮辱的なメッセージのバナーを掲出。

気づいた主審が試合を中断し、

再開後にも試合終盤13分ほど

敵味方関係ないパス交換が行われる異様な光景が広がった。

【動画】異例の光景…侮辱バナーに怒り、選手たちが13分間のプレー放棄

 バイエルンの選手やハンジ・フリック監督、

首脳陣などが怒りを示し、

断固としてファンの愚行に反対する中、

一部のサポーターグループは

「選択肢はなかった。これが注意を引く唯一の方法だからだ。

今回の中断は明らかに過度で、不条理だった。

罰にはファンとして反抗し続ける。

クソくらえ、DFB(ドイツサッカー連盟)」と声明を発表。

大きな問題となっている。

 しかし、一夜明けて再び同じ出来事が発生してしまった。

第24節ウニオン・ベルリン対ヴォルフスブルク戦で、

33分に一部ウニオン・ベルリンサポーターが

DFBに対する過激バナーを掲げ、

主審は試合中断を判断する。

再開後の45分には、

今度はホップ氏への侮辱バナーを提出し、2度目の中断。

審判は選手をロッカールームへ下げさせた。

その後スタジアムスポークスマンから警告が入り、

試合は続行。

2-2で終了した。

 大部分のウニオン・ベルリンサポーターは、

一部過激派へ行動を止めるように伝えたようだが、

再びブンデスリーガで起きてしまった

侮辱バナーによる試合中断。

ドイツには根深い問題が残っている。