NBAグリズリーズは5日、

ヒートとサンダーを含めた3チーム間のトレードで、

今季一度も出場していなかった

フォワードのアンドレ・イグダーラ(36)をヒートに放出。

スポーツ専門局のESPNによれば、

フォワードのジェイ・クラウダー(29)と

ソロモン・ヒル(28)も交換要員に入っており、

トレード期限の前日となったこの日のマーベリクス戦には

出場しなかった。

 ヒートからは

腰を痛めて1月8日から出場していない

“ポイント・フォワード”のジャスティス・ウィンズロー(23)が

グリズリーズに移籍。

サンダーからは

この日のキャバリアーズ戦に出場した

フォワードのダニロ・ガリナリ(31)が

ヒートに移籍するとESPNは報じている。

 西地区全体8位のグリズリーズは

敵地ダラスでマーベリクスを

121―107(前半59―56)で下して26勝25敗。

渡辺雄太(25)は119―104で迎えた残り1分13秒から

コートに入って今季7試合目の出場を果たしたが、

シュートを打つ場面はなかった。

 イグダーラは昨季までウォリアーズに在籍。

3度のファイナル制覇に貢献し、2015年にはMVPとなった。

しかし昨年7月にグリズリーズにトレードされてからは

一度も出場しておらず、

本人は別のチームへの移籍を希望していた。

 クラウダーとヒルも移籍した場合、

プレーオフ圏内にいるグリズリーズは

チームの再編成を迫られるため、

マイナーGリーグのハッスルとの

「2―WAY契約」を締結している渡辺雄太(25)の

“立ち位置”がどうなるかが注目されるところだ。

 

 

 NBAは5日に各地で9試合を行い、

東地区全体2位のラプターズ

地元トロントで5位ペイサーズに

119―118(前半48―63)で競り勝って37勝14敗。

第4Q残り2分27秒で10点を追っていたが、

ここから連続9点を奪ってチーム新記録となる12連勝を飾った。

【写真】ペイサーズのオラディーポをかわしてインサイドに切れ込むラプターズのラウリー

 第4Qの残り30秒には

この日30得点のサージ・イバカ(30)が

起死回生の3点シュートを成功。

球宴リザーブのカイル・ラウリー(33)は

32得点、8リバウンド、10アシスト、

球宴先発が決まっているパスカル・シアカム(25)は

25得点と9リバウンドを稼ぎ、

第3Q序盤で最大19点差をつけられていた試合をひっくり返した。

 西地区全体3位のナゲッツは

敵地ソルトレイクシティーでジャズに

98―95(前半49―57)で競り勝って36勝16敗。

4チームが絡んだトレードと故障者の影響で

「実働7人」という状況で試合に臨んだが、

センターのニコラ・ヨキッチ(24)が

30得点、21リバウンド、10アシストで

今季11回目のトリプルダブルを達成し、

ガードのジャマール・マーリー(22)も

43分の出場で31得点をたたき出してチームの勝利に貢献した。

 ジャズは5連敗で32勝18敗。

西地区全体4位からロケッツと入れ替わって

同5位に順位を下げた。

ホークスに敗れたティンバーウルブスは泥沼の13連敗を喫し、

ホークスは東地区全体最下位から脱出。

キャバリアーズに勝って3連勝を飾ったサンダーは

西地区全体で7位から6位に順位を上げ、

キャバリアーズはホークスと入れ替わって

東地区全体の最下位に沈んだ。

なおNBAは6日(日本時間7日)にトレード期限を迎える。

 <5日のNBA>

*ピストンズ(19勝34敗)116―108サンズ(20勝31敗)

*ラプターズ(37勝14敗)119―118ペイサーズ(31勝20敗)

*セルティクス(35勝15敗)116―100マジック(22勝29敗)

ネッツ(23勝27敗)129―88ウォリアーズ(12勝40敗)

*サンダー(31勝20敗)109―103キャバリアーズ(13勝39敗)

ホークス(14勝38敗)127―120*ティンバーウルブス(15勝35敗)

グリズリーズ(26勝25敗)121―107*マーベリクス(31勝20敗)

ナゲッツ(36勝16敗)98―95*ジャズ(32勝18敗)

*クリッパーズ(36勝15敗)128―111ヒート(34勝16敗)

 *はホームチーム

 

(スポニチアネックス)