JRAは7日、2019年度JRA賞の馬事文化賞選考委員会を開き、

小説「ザ・ロイヤルファミリー」と、著者の早見和真氏(42)を選出した。

(スポーツ報知)

 受賞作は、馬主の秘書の独白を通して描く

競馬の醍醐味やロマンが盛り込まれた本格小説で、

知られざる馬主の世界を疑似体験できる魅力的な作品であることが評価された。

 早見氏は

「おそらく僕は世界で一番『馬事文化賞』をほしがっている小説家です―。

グリーンチャンネルの『競馬場の達人』に出演させてもらった際、そんなことを言いました。

半分は冗談でしたが、もう半分は本気でした。

本書執筆にあたり、本当にたくさんの取材をさせていただいた中で、

見られなかった光景の一つがJRA賞の授賞式であったこと。

そして、お話を聞かせていただいた皆様への何よりもの恩返しになると思ったことが

一番の理由です。

憧れてやまない『優駿』からスタートした栄えある賞を頂戴し、とても光栄です。

この賞をきっかけに、『ザ・ロイヤルファミリー』がさらに広がっていくことを心より願っています。

本当にありがとうございました。うれしいです」とコメントした。