広島の緒方孝市監督(50)は1日、マツダスタジアムで記者会見し、

「5年間、目いっぱい全力で最後までやり切ったという思い」と述べ、退任を表明した。

同日、シーズン終了報告のため球団事務所を訪れ、

松田元オーナーに辞意を伝えて了承された。

後任について鈴木清明球団本部長は「これから考える」とした。(時事通信)

 今季の広島は開幕から6カード連続勝ち越しなしと低迷。

5月に球団記録となる月間20勝を挙げて巻き返したが、

交流戦で最下位に沈むなど波に乗れず、セ・リーグ4連覇を逃した。

勝てばクライマックスシリーズ(CS)進出が決まった今季最終戦も敗れ、

70勝70敗3分けの成績。

最終的に阪神に逆転されて4位となり、4年連続のCS進出はならなかった。

 緒方監督は佐賀・鳥栖高からドラフト3位で1987年に広島入団。

2009年の現役引退後は広島でコーチを務め、14年10月に監督就任。

指揮2年目の16年に25年ぶりのリーグ優勝を果たし、球団史上初のリーグ3連覇に導いた。 

 

 

 ヤクルトは1日、

大引啓次内野手(35)、村中恭兵投手(31)ら5人に来季の契約を結ばないと通告した。

 大引はオリックス、日本ハムを経て、フリーエージェント権を行使して2015年にヤクルト入り。

今季は70試合に出場して打率2割2厘。

村中は10年と12年に2桁勝利を挙げたが、今季は登板機会がなかった。

ともに現役続行を希望している。

 岩橋慶侍(28)、沼田拓巳(25)両投手、山川晃司捕手(22)も戦力外となった。 

 

 

 日本ハムは1日、中村勝(27)、田中豊樹(25)、立田将太(23)の3投手、

森山恵佑(25)、岸里亮佑(24)両外野手と来季の契約を結ばないことを発表した。

 中村は埼玉・春日部共栄高から2010年にドラフト1位で入団。

14年に8勝を挙げたが、近年は右肘の故障に悩まされていた。

 

 

 日本ハムは1日、実松一成2軍育成コーチ(38)の退団が決まったと発表した。

2018年にコーチ兼捕手として巨人から復帰し、今季限りで現役を引退した。

 

 

 プロ野球ヤクルトは1日、

今季まで2軍監督を務めた高津臣吾氏(50)が新監督に就任すると発表した。

高津氏は同日、東京都内の球団事務所で記者会見し、

「僕は僕らしく、ヤクルトはヤクルトらしく、いい伝統を継承し、

明るく素晴らしいチームをつくりたい」と述べた。

3年契約で年俸8000万円。

 ヤクルトは今季セ・リーグ最下位に沈み、小川淳司監督が退任。

チーム防御率4.78は両リーグ最悪で、

高津氏は「投手を再生する、あるいは新しくつくり直すことを目的に

声を掛けてもらったと思う。

新しい投手陣をつくりたい」と意欲を示した。

 高津氏は現役時代にヤクルトで最優秀救援投手に4度輝き、

米大リーグでもプレーするなど実績豊富。

衣笠剛球団社長は

「野球とヤクルトの全てを知っている。来年はAクラス、優勝も視野に入れてほしい」

と期待を寄せた。(金額は推定)。

 

 

 ソフトバンクは1日、育成選手の中村晨投手、

笠原大芽投手、島袋洋奨投手張本優大捕手に

来季の選手契約を締結しない旨を伝えたと発表した。(フルカウント)

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 島袋は興南高でエースとして2010年に春夏連覇を達成。

中大に進学し、2014年ドラフト5位でソフトバンクに入団した。

しかし、1軍では1年目の15年に2試合登板したのみで、2017年オフに育成契約に。

支配下復帰はならず、戦力外となった。

 笠原は2012年ドラフト5位で入団。

1軍では7試合の登板にとどまり、昨オフに育成契約となっていた。

 

 

 DeNAは1日、綾部翔投手、寺田光輝投手、中後悠平投手

田村丈投手、水野滉也投手、西森将司捕手、

青柳昴樹外野手、中川大志内野手

大河(松尾大河)内野手、狩野行寿内野手の10選手に対し、

来季の契約を結ばないことを通達したと発表した。

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 綾部は2015年のドラフト5位で入団。

今年7月16日には「未成年の少女と関係を持ったことが発覚した」と球団が発表、

無期限謹慎処分となっていた。

今季はイースタン・リーグで3試合に止まり、3回2失点、防御率6.00。

1軍では2017年の1試合のみとなっていた。

 また昨季途中までダイヤモンドバックス傘下に所属した中後も戦力外に。

ロッテ時代の2015年にも戦力外通告を受けていた。

今季は4試合に登板し、防御率3.38、2年間での1軍登板は12試合のみだった。

イースタンでは今季44試合に登板し、防御率1.17 をマークしていた。

 2016年のドラフト2位、水野は2017年オフに育成契約となっていたが、

右肩の怪我に悩まされ今季はイースタンでも登板がなかった。

同ドラフト3位で秀岳館高から入団した大河は、

昨年には「2018 WBSC U-23ワールドカップ」メンバーにも選ばれたが、

今季はイースタンで打率.193にとどまった。

 

 

 中日は1日、武山真吾捕手、亀澤恭平内野手、

杉山翔大捕手、友永翔太外野手、近藤弘基外野手の5選手に

来季の契約を結ばないことを伝えたと発表した。

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 武山は2002年ドラフト10位で横浜に入団。

2011年11月にトレードで西武に移籍し、

2014年5月に中日に金銭トレードで移籍した。

通算412試合出場で打率.179、5本塁打、61打点。

今季は30試合に出場した。

 亀澤は2011年の育成ドラフト2位で独立リーグ香川からソフトバンクに入団。

育成契約として3年間在籍した2014年に規則で自由契約になると、

中日から支配下登録を視野に入れたオファーを受けて移籍。

秋季キャンプでテスト生として支配下契約を勝ち取り、

5シーズンで通算421試合出場に出場した。

 

 

 巨人は1日、森福允彦投手、坂本工宜投手、

アダメス投手、マルティネス内野手

育成の山下亜文投手、田嶋洸成内野手の6選手に

来季の契約を結ばないことを通知したことを発表した。

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 森福は16年オフにソフトバンクからFA移籍。

移籍3年目の今季は7試合に登板し防御率6.23に終わっていた。

通算成績は423試合登板、17勝17敗、134ホールド18セーブ、防御率2.59。

 坂本工は関学大準硬式野球部から2016年に育成ドラフトで入団。

今年3月に支配下登録されていた。

 また、谷岡竜平投手、

育成の山川和大投手、高井俊投手、巽大介投手、

與那原大剛投手、橋本篤郎投手、高山竜太朗捕手には自由契約を通達した。

 

 

 楽天は1日、森雄大投手、福山博之投手、

池田隆英投手、島井寛仁外野手、橋本到外野手、

育成の野元浩輝投手、井手亮太郎投手、

鶴田圭祐投手、山田大樹内野手の9選手に

来季の選手契約を行わない旨を伝えたことを発表した。

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 森は2012年のドラフトで広島との競合の末、1位で入団。

今季は1軍での登板がなく通算3勝6敗、防御率4.58。

福山は2012年にDeNAを自由契約となり楽天に入団。

14年から17年まで60試合登板を果たすなど通算335試合に登板し

17勝13敗、92ホールド9セーブ、防御率3.06。