チェルシーは4日、

新指揮官にフランク・ランパード監督を招へいしたことを発表した。

契約年数は3年間となっている。(GOAL)

 2018-19シーズンのプレミアリーグを3位で終えたチェルシーは、

同シーズンから指揮を執っていたマウリツィオ・サッリ監督が

ユヴェントス指揮官就任に伴い退団。

後任人事に動いている中、

クラブのレジェンドであるランパード監督の就任が決定的となっていた。

 ランパード監督は、クラブ公式サイトを通じて

「監督としてチェルシーに帰ってくることは、

これ以上ないくらいに誇らしいことだ」と喜びを伝え、

「このクラブに対する想い、ここで築いた歴史は、みんな知ってくれているはずだ。

だけど今回は別の立場として、新たなシーズンに挑みたい。

ハードワークを欠かさず、さらなる成功を掴みたい。待ちきれないよ」

と新たな挑戦での成功を誓った。

 元イングランド代表MFのランパード監督は

現役時代、2001年から13シーズンにわたってチェルシーに在籍。

公式戦600試合以上に出場して

3度のプレミアリーグ優勝や2011-12シーズンのチャンピオンズリーグ初優勝に貢献した。

 ミッドフィルダーながら

同クラブの歴代最多得点記録を保持している正真正銘のレジェンドは

2017年の引退後の翌年から、

チャンピオンシップ(イングランド2部相当)に所属するダービー・カウンティを指揮していた。

ダービーでの2018-19シーズンは、リーグ戦を6位でフィニッシュ。

プレミアリーグ昇格プレーオフに参戦したが、決勝でアストン・ヴィラを相手に涙をのんでいた。

 なお、ランパード監督が就任したチェルシーは

今夏、プレシーズンに来日することが決定済み。

7月19日には、「明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2019」で川崎フロンターレと対戦する。

 

 

 新シーズンに向け、フランクフルトが着々と補強を進めている。

 現地時間3日、フランクフルトは

ハダースフィールドから元ドイツ代表DFエリック・ドゥルムを、

レヴァークーゼンからドミニク・コールを獲得したことを発表した。

 1992年生まれ、27歳のドゥルムは

マインツで評価を高め、13-14シーズンにドルトムントでトップデビュー。

その1年後にはドイツ代表として

ブラジル・ワールドカップの優勝メンバーに名を連ねた。

その後18-19シーズンはプレミアリーグのハダースフィールドへ新天地を求め、

リーグ戦28試合に出場したものの、

チームはリーグ最下位で2部降格を余儀なくされていた。

 ドゥルムはフランクフルトと2023年までの4年契約を締結。

2シーズンぶりにブンデスリーガへと復帰することになった。

また、ドゥルム本人はクラブの公式メディアを通して

「フランクフルトからオファーが届いて、とてもポジティブな印象を持ったよ。

クラブに良いイメージがあったしね。

交渉の場ではすぐさまここから再スタートしたいと感じたよ」

と移籍の喜びを語っている。

 ドミニク・コールはレヴァークーゼン生え抜きのセントラルMF。

トップデビュー後はなかなか出場機会に恵まれていなかったが、

2014年1月にアウクスブルクへと期限付き移籍を果たすと主力に定着し、

2015年夏から完全移籍に移行した。

 その後、コールは2017年からレヴァークーゼンに復帰し、

18-19シーズンはリーグ戦18試合に出場していた。 

フランクフルトには

中盤の底や最終ラインでプレーする長谷部誠が在籍していることもあり、

ドゥルムとコールは長谷部と近いポジションでコンビを組むこともありそうだ。

 

 

 マンチェスター・シティは、

アトレティコ・マドリーからスペイン代表MFロドリを獲得したことを発表した。

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 2018年夏にビジャレアルからアトレティコ・マドリーに加入したロドリは、

デビューシーズンからディエゴ・シメオネ監督の信頼を勝ち取り、

リーガ・エスパニョーラで34試合に出場するなど中心選手としてプレー。

さらに、昨年にスペイン代表デビューを飾って以降、ここまで6キャップを誇る。

 そんな中、現在23歳のロドリに対して強い関心を示していたのがマンチェスター・C。

プレミアリーグ連覇を飾ったジョゼップ・グアルディオラ監督率いる同チームは、

34歳になったフェルナンジーニョの後釜探しに奔走しており、

スペイン代表MFを今夏のメインターゲットにしていた。

 そして4日、マンチェスター・Cは6280万ポンド(約85億円)を支払う形で

アトレティコ・マドリーからロドリを獲得することに成功。

なお、この移籍金は、

昨夏に獲得したリヤド・マフレズの移籍金6000万ポンド(当時約89億円)を上回る

クラブ史上最高額となる。

 また、PSVから買い戻したアンヘリーノに次ぐ、今夏2人目の新戦力となったロドリは、

マンチェスター・Cと5年契約を締結。

新天地では、

同じくアトレティコ・マドリーから加入し、現在10番を着用するセルヒオ・アグエロが

加入当初に背負った16番を着ることも発表されている。

 

 

 ユヴェントスは、GKジャンルイジ・ブッフォンと再契約を結んだことを発表した。

 昨夏まで17シーズンにわたりユヴェントスでプレーし、

多くのタイトルをクラブにもたらしてきたブッフォンだが、

2017-18シーズン終了後に退団し、パリ・サンジェルマンに新天地を求める。

フランスの地では全公式戦25試合に出場し、リーグ・アン連覇に貢献するも、

チャンピオンズリーグでミスから失点するなど衰えを指摘されており、

契約延長オファーを蹴る形で、今夏にパルク・デ・プランスから退団する。

 現在41歳と引退の噂もささやかれるも、

現役続行に意欲を燃やすブッフォンの新天地として、

古巣のパルマをはじめ、いくつかのクラブが候補に浮上。

そんな中、12カ月前に離れたばかりのユヴェントスが再契約に乗り出し、

4日にベテラン守護神の復帰が決まった。

 なお、ユヴェントスとブッフォンは2020年夏までの1年契約を締結。

ヴォイチェフ・シュチェスニーの控えになることが濃厚な元イタリア代表GKは

150万ユーロ(約1億8000万円)にボーナスが付帯するサラリーを受け取ることになるようだ。

 また、パオロ・マルディーニ氏が持つ647試合のセリエA最多出場記録更新まで

残り8試合に迫るブッフォンは、ユヴェントスにとって

アーロン・ラムジーアドリアン・ラビオに次ぐ、今夏3人目の新戦力となる。

 イタリア代表として

2006年のワールドカップを制するなど多くのタイトルを手にしたブッフォンだが、

唯一獲得できていないのがチャンピオンズリーグのトロフィー。

2015年、2017年に決勝まで進出するも惜しくも逃したビッグイヤーを

復帰したユヴェントスで掲げることができるのだろうか。

 

 

 マンチェスター・ユナイテッドからの退団を発表していたMFアンデル・エレーラが、

パリ・サンジェルマン(PSG)に加入することが正式に決まった。

契約期間は2024年までの5年間となる。

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 エレーラは2014年にアスレティック・ビルバオからマンチェスター・Uへと加入。

通算189試合に出場し、20ゴール27アシストを記録。

ヨーロッパリーグ制覇などタイトル獲得に貢献したが、

2018-19シーズン限りで退団することを明らかにしていた。

 かねてよりPSG行きが濃厚と伝えられていたが、4日についに正式発表されるに至った。

フリーでの加入となるため、移籍金は発生せず、背番号は「21」となる。

新天地での挑戦についてエレーラは

「PSGはフランスで最も偉大なクラブだ。

すべてのタイトルを獲得するために成長し続けている」と話し、こう続けた。

 「パリに来ること、このシャツを着ることを楽しみにしていた。

クラブとともに成功の歴史を作り上げたい。

街も大好きなんだ。パリは世界で最も美しいところだからね。3つのことを約束する。

ハードワーク、プロフェッショナリズム、パッションだ。フランス語も勉強しないとね。

チームのコミュニケーションにおいて言語はとても大切になると思うからね」

 PSGにとっては、今夏パブロ・サラビアに続き、2人目の補強となっている。

 

 

 ナポリのスペイン代表DFラウール・アルビオル

7シーズンぶりにリーガへ帰還することになった。

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 現地時間4日、ビジャレアルはアルビオルと3年契約を締結したことを発表。

 1985年生まれ、現在33歳のアルビオルは

バレンシアの下部組織育ちで2004年にトップデビュー。

ヘタフェへのレンタルを経て、バレンシアでは主力に成長。

2009年にレアル・マドリーに新天地を求めた後、2013年からはナポリでプレーしていた。

スペイン代表では52キャップを刻んでいる。

 また、同じく4日にビジャレアルは

エイバルの右サイドバック、27歳のルベン・ペーニャと

2024までの5年契約を結んだことも公表している。

 

 

 元オランダ代表FWのアリエン・ロッベン

オランダ『テレグラフ』など複数メディアを通じて現役引退の決断を表明した。

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 昨シーズン限りでバイエルン・ミュンヘンを退団したロッベンだが、

母国の古巣クラブPSVや

MLS(メジャーリーグサッカー)、日本行きの可能性を示唆していた。

しかし、35歳の右ウィングはスパイクを脱ぐ決断に至った。

 ロッベンは現地時間4日、

「僕はプロサッカー選手としてのキャリアに終止符を打つことを決めた」

と現役生活を終えることを表明。

次のように述べている。

 「これは間違いなく自分のキャリアで最も難しい決断だった。

『ハート』と『理性』がぶつかり合う決断となった」

「サッカーへの愛やこの世界ではまだ十分やっていけるという信念。

それに対して、物事が自分が思うようにはいかず、

もう負傷とは何なのかも理解しない16歳の少年ではない事実。

今のところは良い状態だし健康だが、

様々な競技のファンとして、今後もそうであってほしい。

僕は確実に辞めるが、それはよいことだ」

「今は誇りと感謝の気持ちでいっぱいだ。

なので、ここに導いてくれたすべての人々に感謝を告げたい。

僕は19年間を自分の情熱に捧げ、最善を尽くそうと努力した。

それには特別な姿勢が必要であれば、

特に思いどおりにいかなかったとき、

試練を乗り越えなければいけないときは

もちろんたくさんのエネルギーも注ぎ込まなければいけなかった」

「プロのアスリートはエゴイストの姿勢を持つことで知られるが、僕も例外ではなかった」

 ロッベンは2001年1月にフローニンゲンのトップチームに昇格して、

公式戦600試合(209ゴール)を超えるプロキャリアをスタート。

2002年にPSVに移籍すると、2004~2007年まではチェルシーでプレー。

レアル・マドリーでの2シーズンを経てバイエルンに渡り、

2012-13シーズンの三冠を含む数々のタイトルの獲得に貢献。

またオランダ代表では2003年にデビューを果たし、

ラストマッチとなった2017年10月のスウェーデン戦までに96キャップ(37ゴール)を記録した。