北米アイスホッケー・リーグ(NHL)の王者を決めるスタンレー杯決勝は

12日にボストンで最終第7戦を行い、

ブルース(西地区)が4―1で地元のブルーインズ(東地区)を下して4勝3敗。

1967年のリーグ加盟から51シーズン目(2004年シーズンはロックアウトで中止)にして

悲願の初優勝を飾った。

ブルースは初年度となった1968年から3年連続でスタンレー杯決勝に駒を進めたが、

いずれも4戦全敗のスイープで敗退。

しかし今年は粘りぬいて過去6回の優勝を誇るブルーインズを退けた。

(スポニチアネックス)

 昨オフにセイバーズからトレードで移籍してきたカナダ出身のセンター、

ライアン・オライリー(28)が

プレーオフ全体を通してのMVPに与えられるコーン・スマイス賞を受賞。

オライリーは最終戦でも第1Pの16分47秒に先制ゴールをマークし、

今プレーオフ全体では通算23ポイント(8ゴール&15アシスト)を記録して

チームの優勝に大きく貢献した。

 優勝が決まると99歳の祖母ディアドレさんからお祝いのメールが届き、

オライリーは「彼女は僕にとって最も大事なサポーターの1人。

ここに至るまで大きな役割を果たしてくれた」と感無量の面持ち。

昨年11月9日、解任された前任のマイク・ヨー監督(45)のあとを受けて

チームを率いることになったクレイグ・ベルービー監督(43)も

「彼(オライリー)は実にエネルギッシュだった。

優勝するチャンスはいつもあったが、とうとうものにしてくれた」とヒーローの奮闘を称賛。

優勝が決まると地元セントルイス(米ミズーリ州)の市内では、

数万人が市内各所で喜びを爆発させていた。