体重無差別で男子柔道日本一の座を争う全日本選手権は29日、
世界選手権(8月25日開幕、東京・日本武道館)の100キロ超級代表選考会を兼ねて
日本武道館で行われ、
2017年世界選手権男子100キロ級覇者のウルフ・アロン(了徳寺学園職)が
決勝で加藤博剛(千葉県警)を下し、初優勝した。
100キロ級の選手が優勝するのは13年大会の穴井隆将以来。
加藤は7年ぶり2度目の優勝はならなかった。(時事通信)
ウルフは準決勝まで4試合で一本勝ち。
準々決勝は王子谷剛志(旭化成)を延長の末に内股で破り、
準決勝は小川雄勢(パーク24)を大内刈りで下した。
決勝は互いに指導一つずつで延長に入り、支え釣り込み足で技ありを奪った。
2連覇を狙った原沢久喜(百五銀行)は
準々決勝で太田彪雅(東海大)に技ありを奪われて敗れた。
史上最年少の17歳1カ月で出場した斉藤立(東京・国士舘高)は
3回戦で加藤に一本負けした。
世界選手権男子100キロ超級代表は原沢に決まった。