NBAは10日に各地で11試合を行い、

今季限りでの引退を表明している

ヒートのドウェイン・ウェイド(36)が

敵地ロサンゼルスでレイカーズと対戦。

2010年から4年連続でファイナル進出を経験した

かつてのチームメート、レブロン・ジェームズ(33)と

現役最後の直接対決に臨んだ。

【写真】試合後、健闘を称え合うジェームズとウェイド

 試合は接戦。

ウェイドは35分出場し、

全15得点をすべて後半に集中させて食い下がったが、

105―106で迎えた第4Qの残り59・3秒と

残り22・5秒で放った2本のシュートは入らず、

最後の最後で逆転機を逃した。

 一方、ジェームズは

28得点、9リバウンド、12アシストをマークしてチームの勝利に貢献。

3点シュートも7本すべて外したウェイドとは対照的に7本中4本成功させ、

残り22・5秒にはフリースローを2本とも決めて存在感を示した。

試合終了のブザーが鳴ると2人は笑顔で握手。

ウェイドはジェームズとコート上で抱き合ってお互いの健闘を称え合っていた。

 西地区全体5位のレイカーズは108―105(前半55―58)で勝って17勝10敗。

このカードは今季2戦2勝となった。(スポニチアネックス)

 ヒートは3連勝を逃して11勝15敗。

ジャスティス・ウィンズロー(22)が自己最多の28得点を稼いで

第4Qの中盤で一時リードを奪ったが、逃げ切ることはできなかった。

 一方、王者ウォリアーズは

地元オークランドでティンバーウルブスを116―108(前半63―57)で下して19勝9敗。

つま先を痛めていたドレイモンド・グリーン(28)が14試合ぶりに戦列に復帰し、

29分の出場で7得点、10リバウンド、7アシストをマークしてチームの4連勝に貢献した。

 ステフィン・カリー(30)は3点シュートを14本中7本成功させて38得点。

クレイ・トンプソン(28)は26得点、ケビン・デュラント(30)は22得点を記録した。

 西地区全体首位は17勝8敗のサンダーだが、

2位ウォリアーズとの差は勝率で1厘差。

3位ナゲッツ、4位クリッパーズまでが1ゲーム差の中にひしめいている。

 ティンバーウルブスは13勝14敗。

センターのカールアンソニー・タウンズ(23)が31得点をマークしたものの、

連勝のあと連敗となった。

 ペリカンズに勝ったセルティクスは

カイリー・アービング(26)ら故障による欠場者を多数抱えながらも6連勝。

東地区全体3位の76ersはここ7戦で6勝目を挙げたが、

先発したジミー・バトラー(29)が脚を痛めて

ダウンするというアクシデントに見舞われた。

 クリッパーズに延長の末に敗れたサンズは9連敗。

東地区全体2位のバックスは

大黒柱のヤニス・アデトクンボ(24)が首に痛みを訴えて欠場したが、

ここ4戦で3勝目を挙げている。

 <その他の結果>

*ペイサーズ(17勝10敗)109―101ウィザーズ(11勝16敗)

*76ers(19勝9敗)116―102ピストンズ(13勝12敗)

*セルティクス(16勝10敗)113―100ペリカンズ(14勝15敗)

キングス(14勝12敗)108―89*ブルズ(6勝22敗)

*バックス(18勝8敗)108―92キャバリアーズ(6勝21敗)

*サンダー(17勝8敗)122―113ジャズ(13勝15敗)

*マーベリクス(14勝11敗)101―76マジック(12勝15敗)

*ナゲッツ(18勝9敗)105―99グリズリーズ(15勝11敗)

クリッパーズ(17勝9敗)123―119(延長)*サンズ(4勝23敗)