NBAファイナル第2戦が3日(日本時間4日)にオークランドで行われ、

連覇を狙う地元のウォリアーズ(西地区2位)が122―103(前半59―46)で

キャバリアーズ(東地区4位)を下して2戦2勝。

ホームで白星を2つ並べた。(スポニチアネックス)

【写真】3人がかりでカリーを抑えるキャバリアーズの選手たち

 ステフィン・カリー(30)は

ファイナル記録となる9本の3点シュート(試投17本)を成功させて33得点。

2010年6月6日の第2戦で

レイ・アレン(当時セルティクス)がレイカーズを相手に

マークしたファイナルでの最多成功本数記録(8)を8年ぶりに更新した。

 カリーは勝負どころの第4Qにも5本を成功。

4分6秒にはショットクロックぎりぎりの状況下で、

後ろに下がりながらフローター気味のショットで

直径45センチのリングの中にボールを通した。

6分20秒には相手の反則も誘って“4点プレー”を成立。

2015年のファイナルでMVPとなったアンドレ・イグダーラ(34)は

左膝の故障で6試合連続の欠場となったが、

シューティング・タッチの戻ったカリーがチームを引っ張る一戦となった。

 ケビン・デュラント(29)も26得点。

クレイ・トンプソン(28)は3本の3点シュートなどで20得点を稼ぎ、

プレーオフでの通算成功本数はちょうど300(史上6人目)となった。

 ケボン・ルーニー(22)に代わって

先発したセンターのジャベール・マギー(30)は

フィールドゴール(FG)を6本すべて成功させて

18分の出場ながら12得点を記録。

ベンチから出たショーン・リビングストンI(32)もFG5本をすべて決め、

第1戦を含めると10本放ってミスなしという“パーフェクト・ゲーム”を続けている。

 ウォリアーズは試合開始から一度もリードを奪われない「Wire―to―Wire」で快勝。

2年連続6回目のリーグ制覇まであと2勝と迫った。

 キャバリアーズは東地区決勝(対セルティクス)同様に

敵地での第1戦と第2戦で連敗。

初戦で51得点を挙げたレブロン・ジェームズ(33)は

残り4分9秒でベンチに退くまでフル出場を果たし、

29得点、9リバウンド、13アシストをマークしたが勝利には結びつかなかった。

 第1戦で21得点のケビン・ラブ(29)は22得点、

先発ガードのジョージ・ヒル(32)も15得点を記録したが、

ウォリアーズのFG成功率は57・3%に達しており、

ディフェンス面で大きな課題を残した。

 ベンチ勢の中核となっているジェフ・グリーン(31)は6得点、

カイル・コーバー(37)は1得点と、いずれも不発。

第1戦の第4Q終了間際にスコアを勘違いして

シュートを打たなかったJR・スミス(32)も5得点に終わり、

クリーブランドで再起と雪辱を図ることになった。

 <チーム記録>

 ▼FG成功率=キャバリアーズ(41・6%)、ウォリアーズ(57・3%)

 ▼3点シュート成功率=キャバリアーズ(33・3%)、ウォリアーズ(41・7%)

 ▼FT成功率=キャバリアーズ(76・9%)、ウォリアーズ(61・9%)

 ▼リバウンド=キャバリアーズ(41)、ウォリアーズ(41)

 ▼アシスト=キャバリアーズ(25)、ウォリアーズ(28)

 ▼スティール=キャバリアーズ(9)、ウォリアーズ(3)

 ▼ブロック=キャバリアーズ(4)、ウォリアーズ(7)

 ▼ターンオーバー=キャバリアーズ(11)、ウォリアーズ(12)

 ▼速攻ポイント=キャバリアーズ(12)、ウォリアーズ(17)

 ▼ペイント内ポイント=キャバリアーズ(52)、ウォリアーズ(50)

 ▼ベンチスコア=キャバリアーズ(21)、ウォリアーズ(26)

 <個人記録>

 ▼チーム最多得点=ジェームズ(キャバリアーズ=29)、カリー(ウォリアーズ=33)

 ▼チーム最多リバウンド=ラブ(キャバリアーズ=10)、デュラント(ウォリアーズ=9)

 ▼チーム最多アシスト=ジェームズ(キャバリアーズ=13)、カリー(ウォリアーズ=8)

 <2018年ファイナル成績と日程>

 ▼第1戦(5月31日)〇ウォリアーズ124―114キャバリアーズ●

 ▼第2戦(6月3日)〇ウォリアーズ122―103キャバリアーズ●

 ▼第3戦=6月6日(クリーブランド)

 ▼第4戦=6月8日(クリーブランド)

 ▼第5戦=6月11日(オークランド)

 ▼第6戦=6月14日(クリーブランド)

 ▼第7戦=6月17日(オークランド)

 *日付は米国時間