米男子ゴルフツアーで通算62勝を挙げ、ゴルフの大衆化に大きく貢献した
往年のスーパースター、アーノルド・パーマー氏(米国)が25日、死去した。
87歳だった。全米ゴルフ協会が追悼する声明を発表し、米メディアなども報じた。
心臓を患い、米ペンシルベニア州ピッツバーグで亡くなったという。(時事通信)
ゴルフ場に勤務する父から手ほどきを受け、幼い頃からクラブを握って上達。
1954年に全米アマチュア選手権を制し、その後にプロに転向した。
58~63年に4度、米ツアー賞金王を獲得。
メジャー大会ではマスターズ4勝、全米オープン1勝、全英オープン2勝を挙げた。
名選手のジャック・ニクラウス(米国)、ゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)らと
好勝負を繰り広げ、「アーニーズ・アーミー」と呼ばれた熱心なファンが
パーマー氏のプレーを追った。
74年に世界ゴルフ殿堂入り。
マスターズには74歳の2004年まで50回連続で出場した。
ゴルフ場経営、コース設計など実業家としても成功。
09年には主催する米ツアーのアーノルド・パーマー招待に
当時17歳の石川遼を招いて出場させた。
日本の洋品ブランドとして、名を冠されたことでも広く知られる。