ギリシャ政府高官が、
第2次世界大戦中に
同国が受けた損害に対するドイツの賠償額が
2780億ユーロ(約36兆円)に上るとの試算を示していたことが
7日、分かった。
ナチス・ドイツがギリシャを占領し、
多くの財産を奪ったことを理由としている。
欧州メディアが伝えた。
マルダス財務副大臣が6日の議会で、
会計検査院の推計に基づく情報として金額を明らかにした。
ギリシャのチプラス政権は1月末の発足以降、
ドイツに占領時の賠償を求め続けているが、
ドイツ側は
「戦後の賠償問題は政治的・法的に解決した」(メルケル首相)
との姿勢を崩していない。(時事通信)