日本人で初めて国際宇宙ステーション(ISS)船長を務めた
若田光一さん(50)が日本時間の14日午前10時58分、
ロシア宇宙船ソユーズで
中央アジア・カザフスタン中部の草原地帯に着陸した。
宇宙航空研究開発機構によると、
若田さんの健康状態に問題はないという。
若田さんの宇宙滞在は今回が約188日間、
通算で約348日間に上り、いずれも日本人飛行士で最長。
(時事通信)
若田さんら3人の飛行士は14日午前4時25分、
ISSにドッキング中の帰還用ソユーズに移動。
同7時36分にISSから切り離された後、同
10時すぎには大気圏突入に向けてエンジン噴射を行った。
着陸から約30分後、
船内から2番目に運び出された若田さんは
出迎えたスタッフに笑顔を見せ、
時折手ぶりを交えて話すなど元気そうな様子だった。
若田さんは昨年11月、2回目のISS長期滞在を開始。
生命科学や医学などさまざまな分野の実験のほか、
小型衛星の放出や
地球に最接近したアイソン彗星(すいせい)の撮影などを行った。