理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー(30)らが発表した
新万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の論文に使われた画像に
不自然な点があると指摘された問題で、
論文の画像が小保方氏が以前に執筆した
別の研究の論文の画像と酷似しているとの新たな指摘が
インターネット上などで相次いでいる。
論文を調査している理研の広報担当者は10日、
「指摘は把握しているが、調査内容は結果が出るまで答えられない」と述べた。
(時事通信)
指摘は、
STAP細胞がさまざまな細胞になる能力(多能性)を持つことを示す重要な画像が、
小保方氏が2011年に早稲田大大学院在学中に書いた
論文の画像と酷似しているというもの。
英科学誌ネイチャーに1月に掲載されたSTAP細胞の論文については
画像の使い回しや、実験方法の記述が他論文の無断引用との指摘があり、
理研が調査チームをつくって調べている。
STAP細胞は他の研究機関では作製に成功しておらず、
理研はより詳しい手順を5日に公開した。