アーケードゲーム関連の展示会
「アミューズメントマシンショー(AMショー)」と「AOUアミューズメント・エキスポ」が合体した
初のイベント「ジャパン アミューズメント エキスポ2013(JAEPO 2013)」が
15日、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開幕した。
アーケードゲーム業界の長期的な不振を背景に、
スマートフォンやソーシャルゲームの台頭、
シニア世代がゲームセンターに足を運ぶなど
「遊びを取り巻く環境が変化している中で、業界を盛り上げよう」と初めて開催された。

【写真特集】最新アーケードゲーム機やコンパニオンが集結したイベントの様子

 会場で注目を集めたのは、
スマートフォンと連動して、ゲームセンターの外でも楽しめるアーケードゲーム。
紙のカードは出さずにデジタルのカードで情報をやりとりする
スマホ連動のデジタルトレーディングカードゲーム
「コード・オブ・ジョーカー」(セガ)や
GREEの人気ソーシャルゲームと連動する
「ドラゴンコレクション シシトウの野望」(コナミデジタルエンタテインメント)、
スマホと共通のカードが使える大型競馬メダルゲーム「G1グランデザイア」(同)など、
急速に普及を続けるスマホと連動し、
新たなアーケードゲームの楽しみ方を提案するゲームに力が入っていた。

 音楽ゲームも人気で、
コナミでは、リズムに乗ってパッドをたたいたり、
画面に合わせてポーズを決めながら楽しむ新たな音楽パーティーゲーム
「ミライダガッキ」をはじめ、
人気の音楽ゲーム「BEMANI」シリーズの最新バージョンがラインアップされ、
バンダイナムコゲームスでも
テレビ番組でも人気の「太鼓の達人」が
新たな人気曲を多数取りそろえた最新版で登場。
タイトーの「グルーヴコースター」も人気だった。

 このほか、バンダイナムコゲームスでは
人気ゲーム「マリオカート」のアーケード版
「マリオカート アーケードグランプリDX」が登場。
スマートボールの盤面がデジタル液晶になった「ホルカ×トルカ」(セガ)や、
人気マンガ「北斗の拳」を題材にしたメダルゲーム
「北斗の拳BATTLE MEDAL」(セガ)なども多数の来場者を集めていた。

 クレーンゲームなどのプライズ(景品)では、
「ONE PIECE」や「プリキュア」、「ジョジョの奇妙な冒険」、
「魔法少女まどか☆マギカ」といった
人気マンガ・アニメのキャラクターフィギュアやぬいぐるみなどをはじめ、
スマホアプリ「おさわり探偵 なめこ栽培キット」や
スマホ向け無料通話・チャットアプリ「LINE(ライン)」のスタンプに登場する
人気キャラクターなどのグッズも数多く見られた。

 アミューズメント・エンターテインメント産業の総合展示会「JAEPO 2013」は、
日本アミューズメントマシン協会(JAMMA)と
アーケードゲームの業界団体で作る
全日本アミューズメント施設営業者協会連合会(AOU)などが主催。
中国の2社を含む全51社が出展し、
最新のアーケードゲーム機やクレーンゲームの景品、関連製品など
約1000点が一堂に会した。
16日は一般公開され、入場料は1000円。
小学生以下と60歳以上は無料で入場できる。(毎日新聞デジタル)