1週間のゲームのニュースをまとめて紹介する「ゲーム1週間」。
今回(3~9日)は、スクウェア・エニックスの決算説明会の話題や
グリーやDeNAなどが参加する
ソーシャルゲームの業界団体が発足したニュースなどが注目を集めた。

【写真特集】麒麟、フルポンも登場したイベントの様子

 6日、スクウェア・エニックス・ホールディングスは、
今年8月にサービスを始めたシリーズ初のオンラインゲーム
「ドラゴンクエスト10」について、来年度に黒字に転換するとの見通しを示した。
同日の決算説明会で松田洋祐取締役は、「ドラゴンクエスト10」について
MMORPG(多人数同時接続型オンラインRPG)の初期開発費が大きいとした上で、
それを織り込んだ計画であると強調。
「(オンラインゲームの)『ファイナルファンタジー(FF)11』が
長い目で見ればシリーズで最も利益が高かった。
(ドラクエ10も14年3月期の)来年度は利益に貢献してほしいと思っている」と説明した。

 また同社は、ドラゴンクエスト10の会員登録者数が40万人を突破したと発表した。
8月2日の発売とサービス開始から約3カ月での達成。
02年に同社がサービスを始めたオンラインゲーム
「ファイナルファンタジー11」(当時はPS2)の会員登録者数は
3カ月の時点で10万人だった。

 コナミのオンライン対戦クイズゲーム「クイズマジックアカデミー賢者の扉」が、
19万7429問という世界で一番問題数が多いトリビアビデオゲーム(クイズゲーム)として
ギネス世界記録に認定されたことが5日、明らかになった。

 8日、ソーシャルゲームの業界団体
「ソーシャルゲーム協会(略称JASGA=ジャスガ)」が発足した。
グリーやDeNAなどのソーシャルゲーム業界だけでなく、
NTTドコモやKDDI、フジテレビ、講談社、スクウェア・エニックスなど
ソーシャルゲームにかかわる50社が名を連ねる予定で、
同日開かれた会見には、
協会の共同会長兼代表理事に就任した田中良和・グリー社長は出席したが、
同じ代表理事でライバル会社の守安功・DeNA社長が欠席するなど、
足並みがそろわない点も見られた。

 7日、お笑い芸人のレイザーラモンHGさんが
XBox360用ソフト「Halo(ヘイロー)4」の発売を8日に控えた
前夜祭プレスステージのゲストとして、
お笑いコンビ「麒麟」「フルーツポンチ」ら芸人たちとともに登場。
ゲーム経験者として呼ばれたほかの芸人から「何でいるの?」と質問されると、
「『Halo』と僕は、深い関係がありますよ~……」と言いながら、
「ヘイロー、フォー(4)!」と持ちネタを力いっぱい披露し、
会場の笑いを誘っていた。(毎日新聞デジタル)