12年度上半期(3月26日~9月30日)の
国内家庭用ゲーム機の市場規模が、
前年度同期比で約11%増の約1753億4000万円となり、
07年度以来、5年ぶりにプラスに転じたことが
ゲーム雑誌大手のエンターブレインの調べで明らかになった。

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 ソフト部門は、前年度同期比約16%増の約1142億6000万円と好調。
1位は、6月発売のニンテンドーDS用ソフト
「ポケットモンスターブラック2・ホワイト2」(ポケモン)で約275万5000本、
2位は、7月発売の3DS用ソフト「New スーパーマリオブラザーズ2」(任天堂)で
約120万3000本を売り上げ、市場をけん引した。
8月に発売されたWii用ソフト
「ドラゴンクエスト10 目覚めし五つの種族 オンライン」(スクウェア・エニックス)は
約59万8000本で4位だった。

 ハード部門は、
携帯ゲーム機「3DS」と7月に発売された「3DS LL」(任天堂)が
合わせて約207万6000台と好調で、
前年度同期比約2%増の約610億8000万円となった。
また、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の携帯ゲーム機「PSP」は
約35万6000台を売り上げ、
上位機にあたる「PSVita」の約32万8000台を上回り、根強い人気を裏付けた。

 下半期は、12月8日に任天堂の新型ゲーム機「Wii U」が登場するほか、
10月4日にはSCEの「プレイステーション3」を小型、軽量化した
新モデルが発売されたこともあり、年末商戦の盛り上がりが期待される。

 調査は、エンターブレインが全国の3600店の売り上げデータを基に集計した。
(毎日新聞デジタル)