2004年に旗揚げした「ハッスル」。
日本のエンターテインメント格闘技のさきがけとして
注目を集めてきたが、わずか6年で消滅となった。
当初からメガイベントやタレント選手の登場など
常に話題を発信してきた。
しかし、それが失敗の引き金になり、
元々の母体だった「プライド」がテレビ放送を打ち切り、
新しい団体へ移行したことで、
その人気は徐々に低下。
新しい展開を次々に起こすも、起爆剤にはならなかった。
ハッスルは、10月の両国でのイベントを最後に
年内の予定をすべて中止。
去就が注目されていた。
そんな中、スポンサーだった「京楽」が
7月に契約を打ち切ると、
それを発端にテレビやラジオの応援番組が
9月いっぱいで終了し、
収入源を失ってしまう。
最後の生き残り策が使えなくなったことで
ハッスルは終止符を打つしか道はなかったのである。
気になるのは、いまだ移籍先が決まらない
レイザーラモンの二人をはじめとする選手たちである。
このまま、受け入れ先が決まらないと、
事実上、“芸能界追放”という最悪のシナリオが待っている。