自撮り棒、最近流行ってますね。長さ1メートル程の棒の先に、スマホやデジカメを取り付け、少し離れたところから自分を撮影するための道具。セルカ棒やセルフィー棒などとも呼ばれる。
この記事を書くためにパソコンで漢字変換してみたところ、地鶏棒と出て、思わず地鶏のつくねを想像してしまった・・・
それはさて置き、普及が急速に加速しているため、使用者のマナーが追い付いていない現実があるようだ。
JR西日本は4月1日、北陸新幹線が開業したばかりの金沢や富山など、5駅のホームでの使用禁止を発表した。理由は、「ほかのお客さまに当たってけがをされる可能性やホームから乗り出して列車の運行に支障をきたす恐れがあるため」としている。本来の使い方は、セルフタイマー機能を使い、自分と背景を一緒に撮影できるという便利な道具だったが、手元のリモコンでシャッターを切れる機能が付いたものが登場してからは、自分ではない被写体を俯瞰(ななめ上から撮ること)から撮影したり、体や手を伸ばしてより高く、より近くで撮影するという用途で使っている人が多いという。確かにホーム上で、列車に向けて棒を突き出す行為は危険であり、今回のJR西日本の判断は妥当だと思える。
もともと日本のメーカーが1980年代に開発し、当時はほとんど売れなかったが、ここ数年で韓国でブームとなり、日本でも昨年あたりから徐々に売れ始め、今では家電量販店一店舗あたりで、50本ほど売れているとの事。今は長さ1メートルくらいのものが主流だが、これからもっと長く、3メートルや5メートルの商品も出てきたり、機能も向上して、ズームやフラッシュなどの操作ができるものが出てくる事も予想される。
またドローン(小型でラジコン操作できる飛行体にカメラを付けて撮影するもの)もそうだが、使い方によっては、盗撮などに悪用される危険性もあるため、使う側のマナーやモラルが更に問われる事になりそうだ。大規模な規制がかかる前に、正しい使い方をしていない人は、自撮り棒を使って撮影している自分の姿を、心のなかで自撮りして観察してみてほしい。