原因不明の不登校。


親御さんは「我が子が突然学校に行かなくなってしまった理由」について深くお考えになるかもしれません。


ただ、それをずっとずっと考え続けていたとしても永遠にわからないことも多いようだと聞いております。



中学が不登校だったのに、環境が変わる高校になったら「何事もなかったかのように登校できる」ことも多いと。







私は三年間、我が子と自分と向き合って、本来であればわからないであろう原因の一部をつきとめたのではないかと思っていますので、その事について少しお話をしたいと思っています。それは全て事実かどうかはわかりません。私の推測も含まれているとは思いますが、全くのお門違いではないのではないかとも思っています。







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娘は中学1年の夏から不登校になりました。夏休みが終わって2学期に入った時から学校に行かずに自室にとじ込もり、2年生には「行きたいけど一歩踏み出せず」「このままだと私は一生このままだ」「どうにかしたい」という気持ちをいだき続けていました。



不登校経緯 




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3年生の始め、私は話を聞いた。



私は、自分の状況をうまく伝えきれていない

真の彼女をとらえたようなきがした。




これはまるで

胃腸炎に感染した吐き気を持っている未就園児が


「ママァ、ここ痛いぃぃ~ええぇ~ん」




と、

「気持ち悪い」という単語を知らないがゆえに、

胃腸炎に感染して吐き気をもよおしている事を理解していないがゆえに



ただただ何で自分がいつもと違う変な状態になってるか

理由がわからずに心地悪い状態になっている不気味な状態を

私に知らせるために泣いているように感じた。










私はふと自分を考えた。








そうだ、

そういえば私も慣れるまでに時間がかかるこどもだった。

なんだか知らないけどクラスが変わる毎に神経質になって

悩んでいた。



そうだったじゃん。



もしかしたらそれかも。。











娘は学校であったことを断片的に話し始めた。



私はまるで、

洗濯機で洗ってしまいバラバラになってしまった地図を

繋ぎあわせて解読しているような気持ちだった。










それを要約したのがこれ。

↓↓








彼女は三年間同じクラスになった子がいる。

その子とは比較的話ができる。













その子とのことについて



「よし子ちゃんは、なぜかわたしが幸子ちゃんと話していると間に割り込んできてよし子ちゃんを取っていくんだ。これってよし子ちゃんに嫌われてるのか?」











彼女は上記の台詞は全く言葉としては

私に伝えていない。



しかし、

バラバラの単語を繋ぎあわせたとき、

私はそれを発見した。









私はこう返した。









「ママは子供の頃、こういうふうに感じる子供だった。何で私と一対一でお話している友達の間に突然割り込んでくるのかって。でもそれは割り込みではなくて、皆でお話したい、一緒に加わりたいだけなんだよ、多分。」











どういう意味か。







 人間の中には

大多数が普通だと思っている感覚とは違う感覚を持っている人もいる。




大人数で話すのが苦手、

話の主題がないもの(いわゆる雑談)について語るのが苦手、


そういう人間にとっては



女子の「どうでもいい雑談」がスーパー苦手な人もいるのだ。



話の主題がないのにそれについて語るのは難しい。




昨日着ていた服が可愛かったとか、

○○先生むかつくとか、

駅前に新しいタピオカ店ができたとか、




そんなコロコロ話題の変わる話し合いを一時間も続けられない。






そしてそれも・・・

一対一ならまだしも、

あっちからもこっちからも意見が飛び交う

複数人での雑談会。


いわゆる女子会。






これって、



話を理解するのに「集中を要する人」

「音に敏感な人」

「真面目すぎる人」



にとっては地獄の時間。







でも、



中学生女子、

そしてそれ以降の女性たちは



結構それが好きだったりする。





ママ友とか。


 


メンズにはわかりづらいかもしれない。









一対一っていうシチュエーションは

全くないわけではないけど


大体は複数人で

ペチャクチャ。















でもそれはおそらく大多数の人が

「問題なくやれること」




でも一部の人にとっては

「苦痛の時間」











娘にとってはストレスの時間。






友達と二人で快適に話していた中に、

仲良くなりたくて加わってきてくれた子に対して

陰性感情を抱いてしまう。



一種の認知バイアス(捉え方の偏り)ではないか。


でも実際に三人で話すのは心地いいことではないから

認知バイアスではなくてある意味拒絶は素直な反応かもしれない。









と思ってそれを娘に伝えたら

 妙に府に落ちた感じだった。







娘は三人で話す事について

頭が割れるほど辛いことではないようなので、

「奪う」とか「嫌われている」という考え方をすることを

修正するべきではないかと伝えた









娘はこれだけは納得してくれている。


「ママは子供のときに、他人と違うという違和感に容易に気がつくことができなかった。大人になって自己分析を続け、30年以上かけてやっと発見した自己のキャラクターが大多数からの逸脱。ママは大多数の人の脳とは多分違うからもしかしたらあなたももしかしたらそうなのかもしれない。」