この記事は、今から約3年前に私が書いたもの


同じような境遇の方の
参考になれば良いと思い、
過去のものを少し掘り起こしてみました。。








私の熱い気持ちが含まれていますので
もしかしたら文章構成等が滅裂で
わかりづらいかもしれませんが、
そこんとこご了承下さい










不登校になって1年半が経過する娘がいる。


先日、学校の進路面談があって
私だけがこれに参加してきた。

親子でセットではない私、
先生の配慮であると思うが最後。
待っている人はもうだれもいない。



真っ暗な校舎、
面談の教室と廊下のみに
煌々と灯りがともっていたのが
印象深い。
久しぶりの学校で少々緊張するかとおもいきや
先生の大きな助けや関わりがあってくれているお陰で
この公立中学とはずっと繋がっている感が深い。
そう、
1年半も不登校のわりには、
1度も遠くに感じたことはない。

不思議なものだ。




娘の担任は
感心してしまうほど娘のことを気にしてくれる。
週に1~2度は電話をくれ、
夏頃は会えないとわかっていても
何度も家庭訪問をし、
引きこもっていた娘に交換日記という手段を用いて
繋がりを持つことに成功した。
あらゆる手段を考え、
現在もそれを実行してくれている。

その結果で今があると考える。







そんな娘も
もう中学生の半ばを終え
いよいよ終盤を迎える。

来年度は高校受験だ。





不登校の原因が未だに明確にならず、
私はその原因の除去を完全に実行することは出来ずにいる。
それは担任も知っている。




担任
『中学生の不登校の原因、原因不明の生徒は多いです。大人になったときに聞いてみると、あれなんだったんだろうっておっしゃるかた結構多いんですよ。高校からは何事もなかったかのようにスムーズに学校に行けるようになるお子さん多いですよ』






これは、半年前に先生からいただいた言葉。




そう、まさにうちの娘はこれであろう。









うちの娘の特徴は、
回りの目を過剰に気にし、回りの子に無理してあわせる。
そんなこともあってか友達は少なくはない。

こだわりが他の子よりも少し強く、
美術と音楽(耳コピーができる、
音楽を聴くと他の人と違う音階を拾ってくる)のスキルがある。
特別なスキルがあるのでこれに没頭でき、
人生はつまらなくは無さそうだ。



しかし、

空気を読みすぎて疲弊しているのが時折伝わってくる。






長男は自閉(高機能)
私もこだわりが相当強いというのもあるので
そんなスキルや特徴があることは少しも不思議とは思わない。



これらの特徴をのばせればいいな、
これが彼女の将来役にたてばいいなそう考える私。



別に、
国語や数学が人一倍できなくてもいい。
学校のお勉強が平均的にできなくてもいい。


 

娘の個性を尊重して、
人よりもたけていること、
彼女の得意なことを
彼女のためにそして誰かのために
いかせることができたらいい。


私はそう思っている。




ただ、
自分の個性を無視して
回りのことばかり考えるのは
精神には良くないので今よりも減らして欲しい。











こんな感じで、
1年半前から
学校に行かずに過ごしていた彼女。


学校やら将来の話をすると、
無視するか怒り出していた彼女の口から




『○○高校(美術系)行ってみたい』






との希望がきかれた。








引きこもってなにも考えていない、
なにも成長していないとばかり思っていた我が子から
将来についての希望を聞くことができたのだ。
 


娘も成長しているんだ。。娘のまわりの時間は止まっているとばかり思っていた。でもそんなことはなかった・・・。









面談でその希望を先生に伝えたら、
公立高校は調査書がかなりのウェイトをしめるので
三年生の4月からは出来る限り学校にきて
最低限のポイントを確保して欲しいといわれた。
学校に来ることが出来ないと成績をつけることができないので
スコア以前の問題になってしまうとのことだった。


学校に行かないと出願できる学校が限定され
希望通りの学校には行けなくなってしまう。

そのことを娘に伝えたら、



『出来る限りやってみたいが、出来るかはまだわからない』



と。








それでもいいよ、
その気持ちが大切だよ。。









彼女は以前、
こんなことをいっていたこともある。

『学校の授業に多分ついていけていない。集中力がないから授業がたまにわからなくなるときがある。私は暗記の能力が低いから、友達よりも5倍時間を必要とする。』

(↑娘の成績は小学校までは満点に近かったけど、唯一通った中学1年前期はオール3程度(中))





私は娘にこう伝えた。




『貴方は自分のことをよくわかっている。自分を分析して弱点がわかっているんだから、それは克服できる!!向上しない人は、自分の弱点に気がつかない人。勉強が出来ないことは悪いことじゃない。貴方が自身で選んで行っているステイホームも悪いことじゃない。貴方はこの期間に色々と考えて、自分自身で自分の意見を見つけてそれを伝えてくれた。』


『人間には個別性がある。健康な人もいれば、糖尿病の人もいるし心疾患の人もいる、認知症の人もいれば自閉症の人もいるし、痩せている人もいれば太った人もいる。元々指がないで生まれてきた人、目が見えない人、目が1つしかない人もいる。それと同じで、教壇にたっている先生の話をストレートに理解できる人もいれば特殊なやり方をしないと理解が難しい脳を持った人もいる。正解のない質問で、多くの人の回答が1だと思う質問があったら、その答えは2になる人だっている。』


『常識と思っていることが非常識な時もある。善かれとしてやったことも悪になる時もある。平均、大多数、そういうものが普通としてみなされる世の中が社会、この中でミスなしに完璧にうまくやっていく必要はない。』


『一般人と違うものを持って生まれてきたときには「なんだか私みんなとは違う・・」という漠然としたモヤモヤ感が生じて、それの蓄積で精神がやんでしまうことがある。脳は見た目じゃわからないから、「私皆と違う」というところに気がつくのには時間を要するしその違いを受け入れるのは凄く大変なこと。』









そして貴方は・・




それに気づいて、そして自己分析をして弱点がつかめているんだから、一般の人以上になることができるよ。なぜなら貴方は努力してるし、辛い人の気持ちがわかるから。







と。











運動が苦手な人は「運動音痴」ですみ、
コミュニケーションをとることや
文字を読んだり理解するのが苦手な人は「障害者」になってしまう。


運動音痴のひとは、
運動能力を必ずしも強化する必要はないけど
コミュニケーションや読解等は
社会的スキルとして必要になるもので
その能力に不具合があると
第三者の目には顕著に見ることができるので
強化につとめる。


もしくは諦める、
爆発する、




皆は簡単にできてんのに、
何であたしには出来ないの?


努力が少ないの?






ちがいますよ、



貴方の生まれ持った特徴ですよ。



悲観しないで下さい。


それを受け入れて、
どうしたらその一見弱みのようにおもわれてしまう部分を
補うことができるのか・・

そこを考えて下さい。







私の弱みは

私のパートナーに支えてもらっています。
私の親に支えてもらっています。
私の子供達に支えてもらっています。
私の友達に支えてもらっています。



 
支えは悪いことではありません。





自分を知ってください。
自分自身の特徴を知ってください。



貴方は他の人とは
違うんですから。








まあ、
今後どうなるか、ってところですわ。






それにしても、
日本の文化的特徴?として私が思う

『皆一緒精神』
『反論しないのが大人』
『平和の履き違え』


やっぱり私には受け入れられません。




日本人の常識が
世界の常識だと思ってはいけないと思う
今日この頃