昨日と今日で自分の診療報酬改定セミナーと、大先生2名のセミナーを拝聴し、平成28年度診療報酬改定の大枠がつかめた。
リハビリに関しては、大きな変更項目はないものの、実績以下の回復期リハ病棟や通所リハへの移行が遅れている外来リハの対応が迫れる医療機関は大変だ。
また、慢性疾患に対し、初期早期加算を算定したケースや廃用症候群の算定が多いところも要注意だろう。
いずれにしても、これはリハビリ部門も病床機能に合わせて、リハビリ提供体制を再構築する必要があり、同じ患者を引き延ばして永遠とリハビリを行うのではなく、新規の患者を増加させ、初期加算・早期加算の算定から、6単位もしくは9単位のリハビリ提供で、ADLと在宅復帰のアウトカムを出して、維持期リハの通所リハへ繋げていくことが必要だ。これを自前でするか連携してするかということになる。
明日は、地域包括ケア病棟、回復期リハ病棟、医療療養病棟と介護事業所を持つ法人で、経営者層と改定対策のミーティング。
写真は、昨日、出版社に連れて行ってもらった帝国ホテルのラウンジからの風景。
