10月28日の中医協では,地域包括ケア病棟のリハビリ提供について,「骨折・外傷が多い」「1日2単位をやや超える程度」「患者の状態で異なる頻度で提供されている」とあった。


保健医療福祉サービス研究会の「Visionと戦略」にも書かせていただいたが,「適正な提供量については,まず,病院ないしは,病棟の方針を決める必要がある」と思う。


急性期病床は,診療科別編成になっているが,地域包括ケア病棟では,いろんな疾患の患者が入院するため,どのような患者を「リハビリが必要な患者とすべきか」という病院ないしは,病棟内のコンセンサスが必要だ。


ボクの関係先でも,処方を出す医師が「誰が良くて,誰がダメなのか,で迷ってしまう」という話を聞く。さらに,病棟専従者のみでリハビリ提供を行っている病棟では,セラピスト1日18単位までの定数管理を行っているために,「先生,もう,一杯でこれ以上できません」となってしまう。


つまり,病院内,病棟内で話し合って,処方基準や単位数の状況をリハビリ部門内だけはなく,病棟内で共有しておく仕組み作りをしなければならない。


実は,老健も過去,入所者100対リハビリ職1の施設基準オンリー時代は,施設内で処方ルールを決めていたのを思いだした。


今週は,全部,岡山県内で,飛行機にも新幹線にも高速道路にも乗らない珍しい週だった。そして,週末も何もない。来週からは週末がほぼ講演で埋まっており,年内最後の土日休みを楽しむ予定。